連載:『最高の留学のつくり方』

最高の留学のつくり方 ー How to Create Best Study Abroad.』

ウィズ・アフターコロナだからこそ、これから海外留学は「最強」になる。
こんな今だからこそ、「最高の留学のつくり方」を考えてみませんか。
ブログ『Ms. Grumble』4周年記念連載。

Prologue:ウィズ・アフターコロナだからこそ、これから海外留学は「最強」になる。

とある留学エージェントが、こうボヤきました。

『まあ、このコロナ禍だからね。
こんな中で海外留学に行こうだなんて相当な奇特だね』

彼は半ば留学事業に見切りをつけ、他の国内事業で当分の間を乗り切っていく算段をしていました。

新型コロナウイルスの影響は数多くあれど、総じて

「絶対にないと死んでしまう、というほどでもないもの」はごっそり奪われた

と言って良いでしょう。

その最たるものが、実は海外留学なのです。

荷造りをする。空港に行く。飛行機に乗る。現地の学校まで行く。授業を受ける。現地で生活をする。

リターンはともかくとして、リスクが大きすぎる

と大多数の人は判断し、その結果新規の海外留学者数は現在激減しています。

激減どころか、かのエージェントのように文字通りゼロになってしまったケースも少なくありません。

「こんな時にわざわざ行ってどうするんだ」

それは確かに正論です。

しかし歴史を紐解くと、海外留学とは昔からそういうものだったことが分かります。

「渡航中に荒波に飲まれて死ぬかもしれない」

古来の仏教留学では、毎年数えきれない数の日本人が異国の地を見ることなく不慮の事故で亡くなっていました。

「何かの事情で、もう二度と母国に帰れないかもしれない」

偶然の漂流という形で唐朝の高官まで上り詰めた阿倍仲麻呂は、とうとう日本に戻ることなくその生涯を閉じました。

「期待通りの学びを得て帰ってくるという保証もない」

かの夏目漱石がイギリス留学で見つけた結論は、「この道行き止まり」でした。

そんな「リスクの極地」であり続けてきたのが、海外留学です。

ですが、それだけのリスクを孕んでいるだけあってリターンもまた強大です。

全く異なる環境に身を置くことによって、文字通り人生がガラッと変わります。

「現地民の一人として、目の前の全てから学ぶ」という行為でしか得られないものが確かにあります。

それは、日本という一つの国にいるうちは絶対に手に入れることができないものです。

もちろん、「さあ積極的に身体を危険に晒しましょう」と言うつもりはありません。

ですが、これからますます海外留学が「奇特」として見られるようになる未来の時代に、

かつての偉人たちのような「挑戦者」として攻めてみませんか。

海外留学には、その価値があると信じています。

こんな今だからこそ、「最高の留学のつくり方」を考えてみませんか。

文字通り、あなたの人生を最高のものにしていくために。

 

2021年1月吉日 透佳(スミカ)

 

目次 Content

Chapter 1: 留学のスタンス(Philosophy)

1. 「どこで学ぶか」よりも、「何を学ぶか」の方が大事。
2. 海外留学「ならでは」のことをやるために行く。
3. 遠回りしてもいい。ただし卒業が延びるのは覚悟すること。
4. 海外留学とは、長期留学のこと。
5. 英語が全く話せない人は、海外留学してもムダ。
6. 『英単語3800』を、留学前に1冊仕上げる。
7. 奨学金とは、借金のこと。
8. 日本人と、群れない。

Chapter 2: リーディング(Reading)

9. 海外留学はリーディングに始まりリーディングに終わる。
10. 全部読まない。
11. 戻って読まない。そのための技術を身につける。
12. 1回読んでも忘れる。だから「Readingメモ」をつける。
13. 書く・話すことを前提にして読むと、理解が深まる。
14. 読解力がいつまでたっても伸びない人は、読書嫌い。
15. 落とし穴になりやすいのは、倒置・仮定法・分詞構文。
16. つまるところ、読解力とは語彙力のことだ。

Chapter 3: リスニング(Listening)

17. 「Could you say that again?」は、禁句。
18. 単語を勉強するとき、正しい発音も一緒に勉強する。
19. 本当に役立つ教材は本でも映画でもなく、ニュースのVTRの一般人。
20. リスニング教材の8割は、ネイティブスピードに敵わない。
21. 一対一で困ったら、自分なりに要約して聞き返す。
22. 一対多で困ったら、質問をまとめておいて後からゆっくり質問する。
23. 「聴き取れない」のではなく、最初から発音していないこともある。
24. 「アクセントも抑揚もない人」対策を万全に。

Chapter 4: スピーキング(Speaking)

25. 海外留学は英会話力を伸ばすための場所ではない。
26. スピーキングを伸ばすには、リスニングを伸ばす。
27. 結論から話す。その後はどうにでもなる。
28. グレイトな発音は要らないが、グッド程度は不可欠。
29. 「英語脳」は作れない。日本語で考えたことを英語にする。
30. 日本人が案外ぶつかりやすい壁は「声が小さい」。
31. プレゼンのコツは一つ。徹底的に準備をすること。
32. その場限りをしのぐためには、目的特化でフレーズ集を丸暗記する。

Chapter 5: ライティング(Writing)

33. 最もセンスを問われるのは、導入部。
34. 自分のためだけではなく、読者のための文章を書く。
35. クリテリア(評価基準)を満たさない文章は全て0点。
36. 途中でペンが止まるのは、初期段階で計画を立てないから。
37. 「OREO」+「つなぎ」の構成を、全身の細胞に染み込ませる。
38. パラフレーズが自在にできるようになれば、ライティングは勝ち。
39. ライティングが苦手な人は、例外なく日本語の作文が苦手。
40. 「文字数を稼がなきゃ」と思っているうちは、永遠にいいエッセイは書けない。

Chapter 6: 日常生活・課外活動(DailyLife)

41. これからの海外留学は、「授業以外」が価値の全てになる。
42. 課外活動は100%、自分のためにやる。
43. 洗濯や掃除など、身の回りのことは全て自分でする。
44. 車が運転できないと、途端に選択肢が狭くなる。
45. 現地のグルメやレストランは、格好の話のネタになる。
46. よく寝る。そのための環境作りでは一切妥協しない。
47. 大学選びで迷ったら、カフェテリアで選ぶ。
48. 現地で住む場所に、何に変えても一人部屋を確保する。

Chapter 7: 留学生としての就活(Jobhunting)

49. 留学経験それ自体に価値はない。
50. 英語はもちろんのこと、日本語での自己紹介も洗練させる。
51. 「英語を使う仕事」=「あなたのしたい仕事」とは限らない。
52. 海外留学しても、ビジネス英会話はできないことが普通。
53. その企業は留学生が欲しいのか、それとも日本人が欲しいのかを洞察する。
54. 留学中は中々着ないからこそ、「スーツ」で大きな差がつく。
55. 留学生だからこそ、一時帰国中にTOEICを取っておくと強みになる。
56. 海外留学だから「学歴フィルター」がないと思ったら、大間違い。

Chapter 8: 「元留学生」として(PostStudyAbroad)

57. 留学経験を自分からひけらかすと、小粒に見える。
58. 留学経験を活かせなさそうな場所で、最大限に活かす。
59. 留学エピソードは、ホラを吹いた者勝ち。
60. いつでもどこでも「英語で自己紹介」ができるようにしておく。
61. 自分が留学した場所のニュースは、帰国後も浅く広く確認しておく。
62. 英語力をキープすることは、伸ばすことよりも難しい。
63. 「貸与型奨学金とは自己責任の借金である」という事実は、絶対に揺るがない。
64. 後悔のない海外留学なんてない。

筆者の公式Noteの方に、修正版・最新版の文を随時載せています。

 

追伸:From the Writer

2020年晩秋。

この文章は、今、なんとしてでも世に出さなければならない

という使命感めいたものを感じました。

現役留学生として留学にドップリ浸かっていた頃とは違い、

また一つ違った・落ち着いた視点から綴った「新しい時代の留学論」です。

これからの方も、今の方も、もう終わった方も、

『最高』の留学を一緒に考えてみませんか。

 

…筆者、透佳(スミカ)

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