お試しセット。

気づき - ki du ki

教育業界でもこれからどんどん
いわゆる「お試しセット」が増えるだろう。

いきなり長期間で大金を払うのではなく、
まずは短期間で実際に試してみてから
その後どうするかを考えるのは
消費者として極めて賢明な判断である。

ここで一つ大切なのは
「無料」にはしないということだ。

率直に申し上げると、
一番ケチを付けられやすく
クレームも発生しやすいのは無料の商品だ。

人は無料だと傲慢になる。

人はお金を払うと謙虚になれる。

これは覚えておいて損はないだろう。

さて、お試しセットの話である。

たとえ100円であっても有料にすることで
提供する側に責任を発生させるのはもちろん
お客様の本音を引き出すのが狙いだが、
絶対にやってはいけないことがある。

お試しセットだからといって、
量はともかくとして
質は絶対に下げてはならない。

むしろ、
その会社の出汁の上澄みの一滴を
お試しセットに全てこめなければならない。

「え!?これだけのクオリティで○○円!?」

「本当に採算取れてるの?」

と驚かせるくらいでちょうどいい。

「これからは顧客満足ではなく顧客感動」
と本気で言うつもりなのなら、
これくらいは当たり前のように出来ていなければならない。

 

筆者、スミカ(Rick)

【追伸】
お試しセットだからといって
お試しセット専用の商品を作ってしまうのは愚の骨頂。
作るなら自分たちが出来る最高のものを作ることだ。

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