倍率は本質ではない。

よく入試で倍率の話を持ち出して「あなたが受かるためには他の誰かを蹴落とす必要がある」「ライバルは他の受験生だ」といった話をする講師がいるが、話がズレている。

あくまでも直接戦うことができるのは目の前の試験問題だけだからだ。

一定以上得点できれば受かるし、できなければ落ちるというそれだけの話である。

【追伸】
落ちたのは倍率が高かったからではない。

合格基準となる点数を取れなかったから落ちたのだ。

合学基準点が70点だったとして、

70点に乗せるか69点に留まるかはひたすら本人の問題である。

ライバルがどうとかいうのは一切関係がない。

倍率が高くなると、その分合格基準点が上がる傾向がある。

(決められた定員分の合格を上から…満点から順番に出していくのだから自然なこと)

だがその結果落ちたとしても、それは倍率が高いから落ちたのではなく

その上がった基準点に乗らなかったから落ちたのである。

80点に乗せるか、79点に留まるかというのはひたすら本人の問題である。

他の受験生がどうとかというのは一切関係がない。

あなたができたか、できなかったか、それだけの問題である。

「倍率が高いから落ちた」という曖昧な言葉に逃げてはいけない。

換言すれば、どれだけ倍率が高かろうが

一受験生としてなすべきことをなして合格基準点を上回れば受かるのだ。

それに「周り」という言葉は一切関係ない。

 

…筆者、透佳(スミカ)

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