語彙力に比例する。
英会話における他の要素である
文法・発音・抑揚・リスニングなどといったものは
全て「このレベルに達すれば大丈夫」という合格点がある。
ところが語彙ばかりはそうはいかない。
どれだけ聞き取れたり読めたりしたとしても、
「でもこの言葉の意味が分からない」で全てお陀仏だからだ。
「熟語やスラングも含めると
確かに量は莫大だけど、一応終わりはあるのでは?」
というのはナンセンスである。
なぜなら言葉の数は毎年増えているからだ。
毎年の終わりごろに発表される流行語の中に
「なにこれ?聞いたことない」という言葉があるのは、
それが新たに生み出された語彙である何よりの証拠である。
広辞苑や大辞林などの国語辞典を見てみればいい。
版を重ねるごとに、
削られる言葉というのは基本ないが
追加される言葉の数はどんどん増えていっている。
それは英語・英語圏とて同じことである。
畢竟、
「毎年増え続ける上に、事前に知らなければゲームオーバー」
という語彙力が最終的には英会話最大の壁となる。
あれだけ批判された受験英語の
ある種象徴ともいえる単語帳に
一周まわって戻ってくると思うと、
どこか感慨深いものがないだろうか。
筆者、スミカ(Rick)
【追伸】
ここまで読んでくれたあなたに、語彙力増強のヒントを。
- 英語の意味は英語で調べて、分からない英語が出てきたらさらに調べる
- 日本語を見るたびに「これって英語では何て言うんだろう」と考えるクセを作る
- 街中で見る英語のコピーに「自分ならこんな言葉は選ばないな」という視点を持つ
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