「中学生と高校生だと、おすすめの英単語勉強法ってやっぱり違うんですか?」
違う。
高校生はいわゆる赤セルシートが王道なのに対し、「スペルが自力で書けること」を重視する中学英語では書いて覚えた方が良い。
【追伸】
大学受験(高校生向け)のまともな英単語帳であれば、
英単語が黒字で印刷されていて日本語の意味が赤字で印刷されている。
つまりは「英語→日本語」ができるようになれということだ。
(「日本語→英語」は単語で練習するよりも
英作文対策として、英文丸ごと覚えるなどして対応した方が話が速い)
「英語→日本語」さえできれば、大学受験英語の二大要素である読解とリスニングはどうにかなる。
(その為には音声を使った単語勉強をする必要もあるがここではその説明は割愛)
対して、私は中学生には「赤セルシート」方式はあまりお勧めしていない。
中学校の学校のテストは、単語のスペルを覚えて書けることを要求するからだ。
例えばwriteなら、「書く」という意味はもちろんのこと
「write」と正しく書けなければ得点できないようになっている。
これは
「スペルを正しく覚えましょう」「スペルミスはやめましょう」
という中学英語の方針によるものだ。
日本の国語の授業で、つべこべ言わずまずは漢字を書いて正しい字を覚えるのと同じだ。
逆に高校英語・大学受験レベルになると
単語のスペルをいちいち書かせるような問題はまず登場しないし、
(語幹になると話は別だが、それにしても「あった方がまあ良い」程度)
英語に触れたての中学英語の段階に比べるとスペルミスは当然減る。
「こういう発音の単語はこういうスペルだな」
「こういうスペルならこうやって発音するな」
というのも大体分かるようになる。
だから大学受験向けなら赤セルシートで十分だと私は思っている。
(あとは大学受験の英単語は一個一個のスペルが長いから
いちいち全部書いていると時間がもったない)
逆に、中学英語なら何かしらの形で「書いて覚える」訓練が必要になる。
ノートに書いて練習したり、ペーパーで単語テストを実施したりするのがそれに該当する。
…筆者、透佳(スミカ)
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