翻訳には
直訳と意訳という分け方がある。
- 直訳:個別の単語や文法を重視して、それに忠実に訳すこと。
- 意訳:個別の要素にこだわらずに、全体的な意味重視で訳すこと。
だが、厳密には
直訳は翻訳とは呼ばない。
訳された文章を読む人(=消費者)は、
それこそ翻訳家などの英語の専門家でもない限り
一字一句細かいディテールが欲しいのではなく
「要はどういうことか」というニュアンスを求めているからだ。
ニュースの解説などにも言えるが、
大切なのは専門性よりも分かりやすさである。
換言すれば、英語的な正しさも持ちながら
「どういう言葉・言い回しならより分かりやすいか・伝わるか」
という取捨選択・ワードチョイスのセンスが
極めて強く求められるのが翻訳という仕事だ。
これ即ちパラフレーズなのである。
筆者、スミカ(Rick)
【追伸】
誤解してほしくないが、
英語の専門性はあって当たり前である。
その上で分かりやすく出来るのがプロだ。
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