本当にプロの塾講師は、マックスで5%。

本当にその塾講師が魅力的なら、所属する塾は絶対、必ず、100%の確率でその講師をホームページに顔写真付き実名で載せて広告塔にする(マーケティング部門がよほど鈍い場合、または逆に集客を絞る必要がある場合を除けば)。

だがこれは逆に言えば、そうではない(そこまでするような価値がない)残り95%の塾講師はたかが知れているという意味にもなる。

サラリーマンで塾講師として優れているというのは、塾講師が良くできるのではなくサラリーマンが良くできるのだ。

【追伸】
このブログの読者の中に一部存在する英語マニア向けに分かる話をしよう。

例えば東進の安河内先生、スタディサプリの関先生・肘井先生、

今は武田塾教務部の森田鉄也先生、

あとはTOEICなんかだと『金のフレーズ』のTEX加藤先生など。

どこかに所属されている方ならその所属先のトップページやそれに準ずるところに顔と名前がドカンと掲載され、

出版されている方なら既に商業出版で数十冊単位で本を出されているようなメンツである。

こういった方々はいわば、

塾・予備校の方から「ぜひウチで教えてください」と乞われる立場である。

だが、そうではない残り95%(恐らくそれ以上)の塾講師・予備校講師という職業の人間は

自分から塾・予備校に向けて「ぜひ教えさせてください」と乞う立場である。

就職活動・転職活動なんてものをして入社しているのが何よりの証拠である。

全く立場が逆なのがお分かりいただけるだろうか。

もちろん前者がプロであり、後者がアマである。

例えば「オレの授業は誰よりも上手い」と豪語するサラリーマン塾講師は多いが、

本気でそう思っているのなら今すぐ自分の塾を立ち上げるべきである。

(実際にそうやって創立した塾は多いのだから)

本当に誰よりも上手い授業をするのなら、

サラリーマンとして他の塾講師を養ってやっている割に

給料はこれだけしかもらえないのがバカバカしくなってくるからだ。

厳しい言い方だが、そうしないということはその程度の塾講師だということだ。

優秀な塾講師ではなく、優秀なサラリーマンなのであり

会社におんぶに抱っこでないと生きていけないのだ。

世のサラリーマンの最低95%はこうなのだから、別に特段恥ずかしいことではない。

まあ、これを心の底から「恥ずかしい」と思うことが

95%から5%の方に奇跡的に脱皮するためには必須条件なのだが。

【追伸の追伸】
私自身のこれまでの社会人経験を振り返る限り、

「別に一生サラリーマンで良い」

と考える人は想像以上に多いらしい。

とんでもなくソンな生き方なのだが、これはまた別の機会に。

 

…筆者、透佳(スミカ)

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