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留学は魔法じゃない。ミシシッピで在学中の筆者が海外留学をオススメ出来ない5つの理由

time 2018/02/23

留学は魔法じゃない。ミシシッピで在学中の筆者が海外留学をオススメ出来ない5つの理由

 

どうも、こんにちはスミカ(Rick)です。

今回のテーマは、根本的な『海外留学』。

これまで、主に英語学習や留学生活において
役立つ記事・推薦記事を執筆してきた筆者ですが
今回は今一度こう考えてみました。

海外留学って、そもそもするべきなの?

こうやってブログを書いている以上
海外留学の良さも知ってはいるのですが、
よく考えてみたら…どちらかと言えば
その答えはノーなんですよ。実は。

 

という訳で今回は久々に、
海外留学というものに
或る意味の「幻想」を抱いている方に向けて、
こんな現実的視点の記事をまとめてみました。

留学は「魔法」じゃない。
ミシシッピで在学中の筆者が
海外留学をオススメ出来ない5つの理由

今現在、筆者はこうして海外留学していて
まあ卒業までは居る予定なのですが、
要は反面教師的な記事にもなります。

それでは、どうぞ。

 

 

0.「語学留学」「短期留学」は
本当の海外留学ではない

理由に触れる前に、
まず知っておくべき「前提」を
最初に紹介させていただきます。

特に近年の海外留学に関しての
日本人の考え方・捉え方には、
ある重大な誤解があります。

  • 「留学を通じて英語力を伸ばしたい!」
  • ○か月、海外留学を経験してみたい!」

これらの考えは、完全に間違っています。

まず、英語力を伸ばす事を目的で海外に行くのなら
語学留学」ではなく
語学研修」という言い方をするべきです。

海外留学とは、
日本では出来ない事や難しい事
経験して学んで成長していく場なのであって。

「英語」という
一つの言語・道具に囚われている内は
まだ本当の海外留学とは呼べません

 

そしてもう一つ、これは筆者の考えですが
海外留学に行った経験があるよ!」と言いたいなら
最低でも一年は行っている必要があります。

これがいわゆる短期になると、
「せっかく」「長く居れないし」ということで
結局メインの目的が観光になってしまいます。

ですが、一年以上もたつと
「あそこ?ああ、もう飽きたよ」
と言えるくらいには冷静になって、
その地域の実情や文化も見えてきます。

つまり、語学目的短期間
「留学」をしている内は、
海外留学でしか出来ないような経験は
全く積んでいないも同じなのです。

 

1.「英語」「友達」「自分探し」の
目標3傑は留学としては成立しない

「海外留学に行きたい!」という
若い世代の方の話をよく聞くと、
その目的は8割方この3つに収まります。

  • 世界で通用する英語力を手に入れたい!
  • 日本では出来ない現地の友達を沢山作りたい!
  • 留学を通じて、自分自身を見つめなおしたい!

もしこれらの目的で
海外留学を考えているのなら、
今すぐ一から出直しましょう

この3つに共通するのは、
別に日本を飛び出す必要はない
という所にあります。

まず英語に関しては、

  • 英会話
  • TOEICやTOEFL

この2つのどちらかないし両方を求める方が
日本人では大半ですが、
これらは日本でも十分に勉強出来ます。

本屋やAmazonなどに行けば
本当に優秀な英語教材が揃っていますし、
近年はオンライン英語教室
競争が非常に激しくなっています。
そしてブログにYouTube。これ大事

そして友達に関しては、
こちらの孤独の記事でも紹介しましたが
外国人の友達を作りたい!というのなら
日本でも作れる場所は豊富にあります。

  • 各種SNS
  • 言語交換
  • バーやレストラン

むしろ、国内のこういった場所の方が
日本人と交流したい」という人が
多く集まってきますので、
より友達を作りやすいのはこちらの方です。

 

そして、「自分探し」について。

筆者自身も留学生である手前、
様々な同期の学生を見てきましたが
こう言って海外に来る生徒が
実際に自分を見つめ直すことはありません。

つまりは、
自分の将来の決断を
先送りにして遊びたいだけなのです。

本当に「自分」の事を考えている生徒は、
既に自分の世界を決めてきた上で
ボランティアなりインターンなり
分野の学問なり研究なりと
その世界に挑戦・努力することが出来ます。

筆者自身・反面教師として忠告しますが、
留学とは自分の目的を追求する場所です。
ゼロから見つける場所ではありません。

稀に留学体験談として
「○○で自分のやりたい事が見つかった!」
という話がありますが、
あれはいわゆる運命の出会いであり
確率的には相当低いものとなります。

そもそも、それなりの英語力と共に
日々の暮らしを頑張っている方でなければ
このような出会いは訪れないでしょう。

この「不確定さ」を頼りにして、
ギャンブルで海外留学をしますか??

そもそも、本当に自分を磨ける方であれば
環境は言い訳の材料にはなりません。

要は、環境云々の話ではなく
自分自身で努力することが出来れば
わざわざ留学する必要はない訳です。

 

2.留学出来るお金と時間があれば、
国内で何かを極めることが出来る

これは既に周知の事実ですが、
海外留学にはお金と時間がかかります。

どの大学を選ぶかにもよりますが、

  • 頭金として数百万
  • その後も卒業までに数百~数千万
  • 日本人が卒業するにはELSも含めて5年ほど

お気づきでしょうか。

これだけのお金と時間、
そして「若さ」が用意出来るのなら、
国内で勉強出来る事はいくらでもあります。

別にここで筆者は、
「日本国内の大学に行け」
という話だけをしているのではありません。

数百万もあれば、
憧れの分野の成功者の
セミナーや講座に
何十・何百回も行けるでしょう。

数百万もあれば、
その道のプロ教師の元で
直伝の技術や経験を
存分に深められるでしょう。

数百万もあれば、
何か一つの分野を研究調査して
それについて専門家になったり
本を書いたりすることも出来ます。

いかがでしょうか。

これらに引き換え海外留学は、
良くも悪くも
何が起こるがが全く分かりません。

国内では出来ない貴重な経験が
得られるかもしれませんし、
出国数週間でホームシックになって
泣きっ面で帰ってくるかもしれません。

「投資」という意味で見るのであれば、
海外留学という選択肢は
少し博打が過ぎるのではないでしょうか。

 

3.「行けばなんとかなる」という考えで
授業などについていける訳がない

海外留学について考えるとき、
つい陥ってしまうのが
行けばなんとかなる」という思考。

学生本人が思う事もありますが、
主にこの謎のポジティブさになるのが
海外に行けば子供は変わってくれる
という、妙に優しい親心です。

実は、海外留学を志すにおいて
この考え方が一番危険です

非常にシンプルです。

勉強」とは、自発的な行動です。

受け身でさせられるモノでは全くありません。

仮に、いかに海外留学先が
素晴らしい環境であったとしても
本人が一人でコツコツ努力をしない分には
何も成長がありません。

言い換えれば、

  • ネイティブと話せば英語力が伸びる!
  • 海外で暮らしていれば人として成長出来る!
  • 環境がおのずと自分を変えてくれる!

という、自分が主人公でない考え
自分自身を破滅に追い込むことになります

 

現地の留学先の立場からすれば、
あなたが伸ばしてくれるんでしょ?
とふんぞり返って偉そうな外国人を
現地の人々が受け入れるはずがありません。

あくまでも、
自分のケツは自分で拭くこと」。
これも、アメリカの個人主義の一つです。

そしてもう一つ。

海外の大学は、
こんな受動的な生徒の存在を許せるほど
甘い環境ではありません。

もし、「行けば大丈夫」という
受け身かつ楽観的な見方をしているとしたら
留学を舐めているとしか言いようがありません。

予習・復習も出来ない留学生は
テストも成績も振るわず、
さっさと強制送還されるのが関の山です。

アメリカ大学留学における
成績のレッドライン」についてはコチラ

⇒行きはよいよい帰りは怖い!?アメリカ大学留学における「70%の壁」⇐

 

4.「海外でキャリアを積む事」の
難しさは、想像以上に凄まじい

筆者自身も、
かつてこれは誤解していました。

海外留学をしたからといって、
現地の海外企業に就職出来るなどと
安直に考えるのは甘えです。

もっと言えば、大学内においても
インターンやスタッフなどの
機会を勝ち得るのは簡単な話ではありません

この理由は、非常にシンプルです。

あなたも、日本における
日本人と外国人を考えれば
すぐに分かるでしょう。

同じ仕事能力を持っているとしたら、
雇われるのは外国人ではなく日本人です

同じ仕事能力を持っているとしたら、
雇われるのは留学生ではなく現地民です

いわゆる「外国人」を雇うとなると、
様々な新しい障壁が発生します。

大きな例を2つ挙げると、

  • 言語や文化の違い。
  • ビザの発給プロセスが必要。

この2つがあるだけで、
外国人の扱いには煩わしさが発生します。

要は、外国人を雇うのって「面倒」なんですよ。

 

それでもなお
特筆するべき能力や経験がない限り、
現地の企業は留学生には全く振り向きません

それでもなお
特筆するべき熱意や得意分野・個性がない限り
現地の大学は留学生には
真の意味では振り向きません。
対等な立場として扱ってくれません。

我々日本人からすれば
現地民と同じ土俵に立つだけでも大変なのに、
彼らではなく私たちが仕事を得るためには
彼らよりも大幅に上回っていなければなりません

海外留学に、
安直に「現地での就職」を求める危険さを
おわかりいただけたでしょうか。

これが逆に日本国内なら、
日本の会社のインターンにバイトなど
社会人として滑り込めるチャンスは
いくらでも転がっている訳です。

海外留学とキャリア」に関して
こんな記事も書きました。

⇒そこの若いの!「英語を使う仕事に就きたい」で海外留学するのはやめとけ!⇐

 

5.遊ぶから

これに尽きます。

  • 親元を離れて、一人になる。
  • 何をしていても、注意される訳でもない。
  • 日本にはない娯楽も沢山ある。

この様な状況下で、
若い世代が遊ばない訳がありません。

特に、先述した
短期留学語学留学であるほど
この傾向は顕著になります。

要は、
様々な経験を積みたい
箔をつけたい」と綺麗事を並べて
自分の好き勝手にしたいだけなんですね。

ここで、一つ真実を。

日本で遊んでばかりの人は、
海外留学に出たとしても
やっぱり現地で遊びます。

これはもう、どうしようもありません。

まあ国内にいたとしても
遊ぶ人は遊ぶんですが、
国内でぐーたらしているのと
海外行ってまでぐーたらしているのとでは
消えていくお金と時間が段違いなのです。

 

おわりに

海外留学とは、ジャンプ台のようなもの。

人によっては本当に空高く
将来に羽ばたいていくことが出来ますが、
それが可能なのは
予め助走をしていた人だけです。

そして、「助走・ジャンプ」という言葉の通り
元々1だったものを2倍・3倍には出来ますが
0を1にする・生み出す事はほぼ出来ません。

そして、最後に。

今回は留学の「デメリット」の紹介でしたが、
それでも私は留学に行きたい!という方や
なんやこの筆者ァ!と思う人の方が
海外留学には適性があります。

「~だから行く」、という人はぶっちゃけ向いていません。

「~なのに行く」、という人こそ挑戦するべきです。

そして、そんな勇敢な決断をされた方こそ
筆者は全力で応援します。

 

ではでは、今回はこんなところで。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。
ご意見ご質問等あれば、「お問い合わせ」またはコメントまで。

スミカ(Rick)
⇒筆者のプロフィールはこちら⇐

 

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