どうも、こんにちは透佳(スミカ)です。
部屋がうるせえ。(半ギレ)
MajiでOkoする5秒…あ、古すぎたか
さて、今回はどんな記事にするか
迷っていたんですが
「今まさに筆者自身が悩んでいる事を
そのまま記事にしちまえばいんじゃね??」と思い
こうして今に至るのでございます。
現在、筆者は大学内の寮の一つにて
2人部屋で生活をしているのですが。
もう、色々と限界が近いです。
その為、秋学期からは晴れて
寮内に部屋数限定で設置されているシングルルームに
意気揚々と引っ越す予定でいます。
という訳で今回は、
アメリカでの海外留学には欠かせない一コマである
「寮生活・ルームメイトとの共同生活」において
事前にちゃんと知っておくべきこんなコト。
決して良い経験だけ出来るわけじゃない!
アメリカ留学「寮生活とルームメイト」のリアル5選
こちらを、筆者の経験等も踏まえながら紹介します。
※アメリカではルームメイトは「ルーミー(Roomy)」と呼びます
①「見ず知らずの外国人と同じ空間で生活すること」の恐ろしさ。
海外留学において「寮生活」というと、
新しい友達に出会えて一緒に屋根の下、
互いの文化や言語を教え合いながら・助け合いながら
時にはワイワイパーティなんかしたりして…
ステキな共同生活になるんだろうなあ…という
淡い希望を抱いている
留学志望生も多いかもしれません。
その『幻想』は、今すぐ捨ててきなさーい!
ウチでは飼えません!(違う)
日本にいる今の内でも、
なんなら飛行機の上から太平洋にでも
最悪着いた空港のごみ箱にでも
とにかく捨ててください。
確かに、
海外留学の大きなメリットの一つとして
「異文化コミュニケーション」が挙げられます。
全く異なった文化や言語・背景を持った人々が
集まって一緒に大学生活を送る・・・
確かに、これは留学する事の利点の一つです。
ですが。
ただ「交流する」のと、
「同居する」のとでは勝手が全く違います。
脅すつもりはありませんが、
特に最初の学期となると
現地の友達も全く居ない中で
ルームメイトたる生徒をランダムに指名されます。
例えば、あなたは
そこら辺で歩いているような
見ず知らずの外国人と
明日から同じ部屋に住めますか?
初見のアメリカ人といきなり同居するというのは
決して明るい部分だけではない、という事を
渡航前から頭の中に刻んでおいてください。
ちなみに筆者はこれが生理的に無理でした
②寮生活において、「常識が通用しない」はストレスになる。
日本人が特別多い場所は別にして、
大半の場合ルーミーを探すとなると
いわゆる外国人と一緒の部屋に振り分けられます。
ここでは大きく「アメリカ人」といっておきますが、
彼らに日本の常識はまったく通用しません。
つまり、日本では
「え?言わなくても常識では?」
「この位は考えてくれよ・・・」
という行為や考えこそ、彼ら自身の常識です。
この常識のズレは、
寮生活において非常に大きなストレスになります。
例えば、
- 貸したものは永遠に返ってこない。
- そして一回でも貸してしまうと、以後たかられる。
- 冷蔵庫に何かを入れたが最後、無断で消費される。
- 土足の場所でも平気ではだし。そのままベッドイン。
- 夜間に音をたてる・電気をつける人を連れ込む等遠慮もデリカシーも一切ない。
私たち日本人からすれば論外ですが、
彼らアメリカ人のうち一部にとっては
なんら当たり前であり、彼らの人生における常識です。
他人の常識を
今から矯正する事が極めて困難なのは、
言うまでもありません。
常日頃からこの様な経験に面喰ってしまえば、
留学生活においては大きなストレスになってしまいます。
③もし、ルーミーが宗教を信仰していたら?
日本の大学生活ではあまりないのが現状ですが、
アメリカ人でルーミーを探すとなると
何かしらの宗教を信仰している生徒に結構あたります。
そしてアメリカでメジャーな宗教は、キリスト教。
アジアが中心の仏教徒は、ほぼいません。
少なくとも筆者は一度も見たことがありません
特に日本の学生の方々は
「宗教的な思想」「宗教的な考え」に疎い為、
その結果誤解を招いてしまうことがあります。
一つ例を出して説明すると、
イエスという一神を信仰するキリスト教徒にとっては
イエス(と聖書)こそが絶対的な正義であり、
キリスト第一主義の思想を持っています。
そして中には、少なからず
勧誘をしてくる信徒も一定数存在します。
これは他の宗教にも共通します
「宗教観」は人それぞれであり
その意思決定も各々ですが、
もしルーミーが何かしらの宗教を信仰していた場合
この日本人にはあまり馴染みのない点も
生活をする上で新たに考慮する必要が出てきます。
これは余談ですが、
日本人向けの英会話コーナー等でよく使われる
“Oh my God!!(ぶったまげた)“というフレーズは
少なくともアメリカ国内では禁句なのです。
「軽々しく神の名を叫ぶな」という考えがあり、
“Oh my gosh!!(ガッシュ)”と言い換えられています。
いやあまり変わってないだろとかいうツッコミには天罰
④「仲が良い」と「一緒に暮らせる」は100%違う。
もちろん、
留学生活において嬉しい友達との出会いを
楽しみにしいる方もいるでしょう。
留学生としてのコミュニティや交流会・
そしてもちろん日頃の授業や生活に至るまで
「人と巡り合うチャンス」は確かに豊富に存在しますし、
息の合う・いい人と出会うこともあります。
ですが。
「普段話していて馬が合う」ことと
「同居生活を送るにおいて相性が良い」ことは
全くの別問題として考える必要があります。
というのも、例えば仮にルーミーと
仲が良すぎてしまうとそれはそれで
夜遅くまで話し込んだりしてしまうので問題です。
放課後や週末の予定に関しても
良く言えば「ずっと一緒に過ごしていられる」、
悪く言えば「自分の時間が少なくなる」事を意味します。
そのうえ、話している時は良い人でも
いざ生活面で様子を見てみると
以前は見えてこなかった負の一面が
新たに見えてきてしまう…という事もおこります。
もちろん仲が悪すぎるもの論外ですが、
海外留学での寮の共同生活においては
仲が良すぎるのも考えモノなのです。
⑤日本人特有の「遠慮と謙虚」は寮生活の枷になる。
日本人に特徴的な考え方の一つとして、
「遠慮・謙虚」という思想がありますよね。
こうして海外留学をおくる筆者ですが、
失くしてはならない
日本の立派な文化の一つだと思っています。
ですが、アメリカでの寮生活においては
ちょっと非情になる必要があります。
日本人が(アジア人)が
どんな性格をしている…という話は
アメリカ人の中でも広くされるようになりました。
もちろん全員が全員そうではありませんが、
ただ単にNinjaとSamuraiだけのイメージだけでは
なくなってきているアメリカ人が多くなってきています。
後反応がいいのはTokyoとかsushi、あとはCool Japan系統
その結果、悲しいことに
そこを付け狙うアメリカ人も一定数います。
もちろん、寮での共同生活も例外ではありません。
- 配慮⇒気付かれません。感謝もされません
- 思いやり⇒踏み倒されます。
- 掃除⇒毎回やらされます。
- 何も言わない⇒大丈夫だと思われます。
- 我慢する⇒何をやっても安パイだと思われます。
日本人のお互いに「察する文化」…ではなく
「勝手に色々やってくれる優しいヤツ」
として見られてしまうことがあります。
なので、
これは留学生活全体にも言えることですが
自分の思う事や希望・意志などは
自分の口からハッキリと言いましょう。
そうしないと、
アメリカでは勝手に「そういう事」にされます。
それが日本人の都合の良い方に行くことは、
まずありません。
まとめ:アメリカ留学における寮生活の注意点
- ルームメイトは赤の他人であることを
しっかり踏まえた上で行動する。 - 「日本の常識では・・・」が
そのままストレスになる。 - 宗教を信仰している人と
一緒に暮らすことになる可能性もある。 - 「仲が良い」からといって
「一緒に暮らせる」とは限らない。 - 日本人の「謙虚と遠慮」を
貫きすぎると大きな損をする。
もちろん、
アメリカ海外留学の寮生活においては
今後何十年も関係が続くような
それこそ運命の出会いも十分起こります。
大学生活という時期を共に過ごした経験は
互いにとって一生の大きな財産となってくれます。
ですが、だからといって
寮生活のルーミーに「期待しすぎる」のは禁物です。
アメリカ留学に対して一種の幻想を抱いてしまうと
実際その希望が外れた時の絶望が大きくなるので、
良い点・悪い点とあらゆる状況を
事前に想定・準備しておきましょう。
そして、もう一つ。
いびきがうるさい人は大勝利です。
勝手にシングルになれるから
2018年2月追記:実際にシングルルームに移って半年。
さて、
この記事をもともと書いたのが2017年6月。
その後の秋学期スタートの9月から現在まで、
筆者は実際に
寮のシングルルームに移ってきています。
最高ですね。
- 誰にも邪魔されない
「自分一人の時間」が確保できる - 部屋一つを自分の好きなように
コントロール・レイアウト出来る - 通常、周りもシングル勢なので
非常に静か - 案外多い「電気を点ける・
消すのトラブル」からも解放
…挙げていけば、それこそキリがありません。
海外留学最初の一学期目からシングルを選ぶのは
中々難易度が高いですし、
複数人部屋と比べると料金が数割増にはなりますが、
それら全てのデメリットを差し引いても
筆者はシングルルームをおすすめします。
「海外留学とシングル寮部屋」について
もっと詳しく知りたい方はこちらから
ではでは、今回はこんなところで。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
ご質問等あれば「お問い合わせ」までぜひ。
筆者、透佳(スミカ)
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