プロフェッショナルと「思います」。

気づき - ki du ki

何年前だっただろうか、
ふとこんな言葉を耳にしたことがある。

お金をもらっているんだからそりゃあ全員プロだよ

私が何人かと酒の席で
プロ意識・プロフェッショナルリズムについて
話していたときのことだった。

「その方がもっとプロ意識がありますよ」
とか私が言った際だろうか。

その人は
さも当たり前であるかのように
お金をもらっている=仕事」であると
私を全否定してかかったことをよく覚えている。

なぜよく覚えているかは簡単だ。

当時も今も、
100%完全に間違っている考えだからだ。

断言してもいい。

例えお金をもらって仕事をしていようが、
そのお金に値する仕事をしていないどころか
むしろマイナスを生み出してる人なんて
残念ながら世の中にはいくらでもいる。

その最たる例が、
その人も連呼していた言葉であり
今日のタイトル「思います」だ。

いかなる場合でも例外なく、
「思います」という言葉を使った人はプロ失格である。
お客様からお金をいただく資格はない。

理由はシンプルだ。

ハッキリと言い切るのがプロの仕事であり、
語尾に「思います」と付けるということは
でもこの発言に責任は持ちませんからね
という意味になるからだ。

いざ責任を追及しようとすると
「だから『思います』って言ったじゃないですか!」
と逆ギレしだす始末である。

少し考えてみてもらいたい。

もしあなたがお医者さんに
「この薬は効くと思いますよ」と
薬を処方されたらどう感じるだろうか。

もし何も感じないのであれば
そのまま一生過ごしていればいいが、
私には金輪際近づいてほしくない。

こういった言葉に
敏感に気付き・カチン!と来る人に向けて
私はこうしてブログを書いているというだけだ。

言い切るのがプロの仕事だ。

分からないなら
「分かりません」と言うのもプロである。

 

筆者、スミカ(Rick)

【追伸】
「感じた」「思いついた」「気付いた」はまだセーフ。
自分の感性のアンテナが受け取った…
それ以上でもそれ以下でもないからね。

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