自力で解けないレベルの宿題を出す学習塾は、避けるべし。

圧縮 - 3 lines

学習塾が出す宿題とは、当たり前の話だが「授業でやったことの定着・確認作業」として出すものである。

既にやったことの定着・確認なのに、生徒が自力で全く分からない・手も足も出ないような質量のものを宿題として出してはいけない。

「そんなの当たり前だろ」と思うかもしれないが、これが実にあるあるなのだ。

【追伸】
今回大切なのは「質量」という部分だ。

まず「質」に関して、

どうして生徒が自力で解くのが難しいものを塾は出してしまうのか。

究極、その理由は一つしかない。

講師が自分でその問題を解いていないのだ。

塾で教えた範囲の単元から適当な教材・ページを見繕ってきて、

「まあこれでいいか」

と宿題で出してしまうのだ。

(酷い場合になると、

特に大学生のアルバイト講師に多いのだが

とりあえず今使っているテキストから何ページかを宿題に出す。

「学習効果の質が〜」「どのテキストが〜」なんてことはいちいち考えていない)

その結果として、

「授業でこんな問題やってない」

「出てくる単語が難しすぎる」

「全く解き方の想像がつかない」

というやたら難しい問題が宿題になってしまうのだ。

また、この逆のパターンもあり

簡単すぎるというのもそれはそれで問題だ。

難しすぎても、簡単すぎてもいけない。

教わったことをもとにして

生徒が「頑張れば解ける」というものを出すことが大切であり

むしろそうしないと意味がない。

さて次に「量」の話だが、

単純に量を出せばいいという話ではないことぐらい誰でも分かるだろう。

適量というものがある。

だが、塾講師というものは自分の担当教科が得意かつ好きだから

つい「自分目線」で宿題の量を決めてしまう傾向が強い。

これだと勉強が苦手な子・演習に時間がかかる子は悲惨だ。

「え、こんなに!?」

と思っているところを、

「全然多くないだろ!やれ!」

と一蹴されてしまうのだから。

こういう講師に限って、

「宿題が分かりません!」

なんて言おうものなら

「なんで分からないんだよ!」

などど怒り出すから手に負えない。

これは学習塾を選ぶ際のポイントの一つでもあるが、

宿題を出すこと・ちゃんとチェック(答え合わせ)することは当然として

出す問題のレベルと量もきっちり考えている塾を選ぶべきだ。

宿題は大事だが、運用方法を間違えると全くの逆効果になるばかりでなく

もれなくその子が勉強大嫌いになってしまうのだから。

 

…筆者、透佳(スミカ)

コメント

タイトルとURLをコピーしました