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2019年5月に執筆した
筆者・スミカ(Rick)の学士卒業論文
"EBL, English as a Bilingual Language,
the Most Effective and Efficient Way to Study English"
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通い放題。

気づき - ki du ki

こんな質問が届いた。

「最近の英会話教室って異口同音に
『レッスンを週一で受ける程度では足りない』
『通い放題、受け放題のレッスンを受けるべき』
って言ってますけど、
本当に週1・2だと足りないんですかね?

いい質問だ。

確かに、通い放題はもちろんのこと
「一日最大○時間レッスンが受けられる!」
という量を武器にした英会話学校が近年増えてきている。

要は、
「ひたすら量をこなす」というのは
第二言語習得において
本当に効果的なのか、という質問だ。

結論から答えると、
効果的な場合と必ずしもそうではない場合とに分かれる。

ここでは
勉強によって得られる知見を
スキル的知見経験的知見とに分けよう。

スキル的知見というのは
知識やノウハウを知っていること」、
経験的知見というのは
成功体験があること」だと思ってもらっていい。

まず、前者のスキル的知見だが
これはスポーツで言うなれば
基礎体力や基礎筋力、
そのスポーツごとの基本の動きや型が該当する。

英語学習で言えば、
例えば語彙・文法・発音などは
何目的で英語を学習するにしても
必ずや求められる初歩の部分となる。

これらの学習は毎日やった方が良いし、
それ目的のレッスンなら毎日受けた方がいい。

特に英会話においては、
実際に「使ってみる」ことで
現状どの部分が足りていないのか…という課題が
明確に炙り出される。

そして、これらの基礎練習は
毎日の習慣として体に染み込ませなければ
習得・習熟は絶対に不可能である。

最初の基礎工事を
週一の作業で終わらせようとしてはいけない。

そして後者の「経験的知見」だ。

無駄に難しい表現を使っているが、
意味はそのまま「英語を使った体験・経験」の数だ。

これらの体験・経験において大事なのは
量よりもむしろそのとなる。

もちろん量は全く大切ではない、という意味ではないが
いくら量を追い求めたところで
こちらは質が伴っていなければならない。

つまりは、
「英語が通じた」「英語が出来た」
という実際の成功体験を増やすことである。

これらの経験は、
確かに量はないよりはあった方が良いがマストではない。

「毎週練習試合をしています!」という人に向かって
「それだと頻度が足りないから毎日やろう」
という人はいないだろう。

経験や体験というのは、
その人が忘れてしまわない限りは
鈍ることも劣化することもなく
自信や糧としてその後長く残ってくれる。

それに反し、基礎体力や動きの型というのは
少しの期間でもサボってしまうと
ガクンと出来なくなってしまう。

畢竟、抑えておくべき型さえ身に着けてしまえば
そこから先は必ずしも量にこだわる必要はなく
中身(質)の洗練によりこだわるべきである。

英語学習の場合で言えば、
基礎を身に着けた次の段階で大切になるのは
頻度そのものよりも
実際の使用用途において使えるか否か」であろう。

もちろん場数に影響される要素もあるが、
それよりも大切なのはその中身だ。

中身も伴っているのであれば
引き続き受け放題に通い詰めるのも一興だし、
そうでないならば最優先ではない。

ちなみにもう一つ。

これは「〇〇放題」全てに言える話だが、
いかに顧客が元を取ろうとしても
絶対に会社に利益が出るシステムになっているので、
大量の時間を犠牲にしてまで
通い詰めることそれ自体が目的化してはいけない。

 

筆者、スミカ(Rick)

【追伸】
かなりアバウトなまとめ方をすると、
通い放題に向いているのは英語学習中級者。
初級者は基礎がなさすぎてレッスンを受けても無意味だし、
上級者にとっては中身が物足りなくなってしまう。

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