【OneListenOneSoul#5】アメリカでジム通いを始めた結果…?—Akane Roddyさん【前編】

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どうも、こんにちはスミカ(Rick)です。
キノウハ ズツウデ ブッタオレテマシタ テヘペロ

さて、今回は
米南部フリースタイルインタビュー企画
OneListenOneSoul第5回です。

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第5回・今回のゲストは
現在ルイジアナ州シュリーブポート在住・
沖縄出身のフィットネスインストラクターの
Akane Roddyさんです。

今回の【前編】では、
彼女が沖縄を立ち、アメリカで初めて
現在の職業に「目覚める」までと
今の仕事についてを中心に語って頂きました。

それでは、前編をどうぞ。

 

 

「教えてくれないなら自分が教える」。

――沖縄に居た頃は何をしていたか。

  地元の大学を卒業した後の12年間は中学校の英語の先生をしていて、中学のバスケットボール部も見ていました。その生活の最中に、沖縄にあるクラブの一つで偶然今のミリタリーの主人と出会いました。そこで意気投合して連絡先などを交換し、6年ほどの交際期間を経て結婚しました。当時は、私が沖縄本島に居て夫が本島ではない(沖縄の)別の島での軍務だったので、一応遠距離恋愛だったんですよね笑。その後、夫の軍務の関係でアメリカに渡って来ました。そして最初(2011年)は、フロリダ州に移ってきました。

――フロリダでは何か仕事は探したか。

  時と同様に英語の教師をしようとも考えていたのですが、こちら(アメリカ)に住んでいる人であれば英語コミュニケーションに関しては全く困っていないので、何か別のやることを探す必要がありました。

  そして沖縄に居た時に3人の子供を授かっていたので、渡米する時には産後という状態でした。なので体を動かそうと思って、米軍ベース内などにあるエクササイズジムに通い始めました。ですがそのジムは軍務の関係でインストラクターの転勤やクラスの中止が非常に多く、その様な事を数多く経験している内に「自分が教えてやる!」という考えになり笑、インストラクターの免許をとる決心をしました。なので、元々は私自身が生徒だった所からスタートしたんですね。

――フロリダ州で初めてトレーナーの勉強を始めたのに際し
どのように免許を取るための勉強をしたか。

  通信教材という形で家に勉強用のものが送られてくるプランに応募していたので、それをひたすらにやっていました。アナトミー(解剖学)の分野になると難しい筋肉の名前や漢字なども多いのですが、そこは頑張って取り組みました笑。

アメリカでのフィットネス、という 身体と食のアプローチ。

――仕事内容は。

  レッスンの生徒は「体を動かしたい!」「痩せたい!」と願うアメリカ人の方々がほとんどです。やはりアメリカ南部という地域で日本人に固執してしまうとビジネスが広がらないので、そこは幅広く対応出来るようにしています。今はジムのインストラクターとしてクラスを教えているのと、私個人でやっているパーソナルトレーナーとしての仕事もあります。

  クラスの方ではキックボクシングに加えて、ピラティスと組み合わせた少しテンポの速いヨガであったり、ブートキャンプやバーベル・体幹トレーニングに至るまで様々なことを週4日・一日1時間でやっています。生徒の年齢層に関しては本当にピンキリで、20代から60代まで様々な方が訪れます。日頃の健康・運動のためであったり体重を落とすためであったりなど個人によって目的は違うので、それぞれのクラスによって来る方々は違いますけどね。

――運動面から健康のアプローチをされているが、
何か食方面からしている事はあるか。

  例えばネットでの販売…例えばショーンTのインサニティ(エクササイズビデオの一。製作者本人が映像中でたまに倒れるレベルを誇る超次元ダイエットDVD)の会社でシェイクやサプリメントなどを売っていたりするのですが、その内で私自身が副業としてやっているのはバーチャルジムですね。ビデオの内容や私自身のオンラインレッスンによって、オンラインで自発的にやってもらうシステムです。例えばベジタリアンの方など、アメリカでも実は健康食品に興味のある方が多いので、そういった方々へのサービスですね。

――ローカーボや高タンパク質をするにあたって、
日本と比べた際のアメリカでの「食材調達の難しさ」について。

  やはり、こちらでは手に入らない健康食材も多いですね。例えばモズクは中々手に入らないですし、あとはシーフードですね。サーモンなども医薬品を大量に使う養殖(farm-raised)が大半ですし、そもそもの数・種類が絶対的に少ない。

  なので、食事栄養のバランスを工面するのもアメリカでは本当に大変なんですよね。フロリダに居た時はアジア系マーケットを巡ったりして食材を集めていました。あとはキヌア(南米原産、栄養満点の穀物。アメリカでは日本より浸透しつつある)などの欧米食で健康なものを選んだりするなどですね。私はそのようなアジア系マーケットを探すのが最初でしたが、でもやはり絶対数は限られてはきますね。個人的には、自分で料理をしてしまう方が良いですね。例えば、ニンジンを擦って玉ねぎを切って味の素を入れて、卵でとじたりするのが経済的でおいしくて栄養価も高いのでおすすめですね。在住するのであれば、自分で菜園であったりプランターで野菜を栽培したりしてしまうのも良いですね。

なぜ、アメリカ人はフィットネスへ。

――クラスに関して、主な生徒の目的や動機は。

  「痩せたい」という人よりは実は「体重を落としたい」という人の方が多いので、自分自身で達成感を得たり自信を深めたりしたい…という面があるんでしょうね。単純に見た目を追及していないあたりやお腹が出ていても全く気にしないあたりは、日本人の気質とはまた異なったアメリカ人の「見た目で判断しない」ポジティブな自信ですね笑。

――この「無条件のポジティブさ」。

  確かに自分の体型や健康を気にされる方も居るのですが、多くの人は気にしない…本当にポジティブであり、自由ですよね。その「無条件のポジティブさ」が一体何処から来ているのかと考えた時、例えば家庭内での教育といったところから始まるんです。

 

次回、インタビュー中編
ハーフの子供の母でもあるAkaneさんに、
国際結婚における「子育ての難しさ」について
大事なポイントを指摘していただきました。
To Be Continued…

→【中編】はこちらから←
『どちらか片方、ではない「ハーフの子育て」とは』

今回のゲスト

Akane Roddyさん
沖縄出身、現在はルイジアナ州シュリーブポート在住。
フィットネスインストラクター・およびパーソナルトレーナー。
米軍の夫を持ち、3児の母としても子育ての真っ最中。
(AkaneさんのFacebookはこちらから)

 

聞き手:スミカ(Rick)
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