理由①:「集客数第一」ということは、本質的には全ての生徒を金蔓として見ているのと同じこと。
理由②:新規生徒に過剰にサービスする塾は例外なく、既存生徒への対応(授業に加えてその他日頃の事務対応や質問対応等)が全てなおざり・二の次になる。
理由③:100%の確率で、紹介キャンペーンという名の営業活動を強要される。
【追伸】
断っておくが、学習塾はボランティアではない。
一定数以上の生徒を抱えないと経営が成り立たないという気持ちも痛いほどよく分かる。
だがその上で私は言いたい。
血眼にならないと生徒が来ないということは、それだけその塾に魅力がないということではないか
と。
「あの塾は成績が伸びる」
「あの塾に通わせると志望校に合格できる」
「あの塾だと子供が『勉強したい!』と言い出す」
…等々、訴求の仕方は様々あるだろうが
それらの訴求が本当であった場合、残念ながら世間はそれを放置してくれない。
特別な宣伝活動など何もしなくても、口コミで一瞬で広がる。
これは全ての業種・業界でそうだが、
発売初年度・デビューしたての頃は
「新しいから」ということで割と人が来てくれる。
これは学習塾でも同じで、
「新しい塾ができた」ということで一回は話を聞きに来てくれる。
その一回で心を掴むことができなければアウトである。
ここで出会ったお客様に全身全霊でサービスを提供した上で結果を出せば、
紹介とリピートの嵐で集客には困らなくなる。
逆に、ここ数年で建ったような塾でもないのに閑古鳥が鳴いているということは
近隣の住民から
「あの塾はダメ」
というジャッジを下されたということだ。
そうなった段階から集客に躍起になってももう遅い。
【追伸の追伸】
「口コミ」と聞くとすぐに
「新しいお客さんが来る」
と連想してしまう人は多いが、
「あの塾だけはダメ」
というマイナスの口コミもあるのでご注意を。
概して、マイナスの方が広がるスピードは速い。
…筆者、透佳(スミカ)
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