USMの教養学部の教授の一人と、
「なぜ教養学を専攻に?」について話し合う機会があった。
「専門がないのが専門」である以上、
アメリカでもかなり特殊な立ち位置のようだ。
その教授曰く、数十年前からアメリカでは
「専門性を高めて一流のプロになろう」という考えが主流になり、
教養学はどこか端に追いやられていた節があった。
だがここ数年になって、
「専門バカではいけないよね」
「自分の適性を見つける為にも、色々触れておくべきだよね」
と教養学専攻の価値が見直されてきている。
一見超のつく合理主義に見えるアメリカ人が、
モラトリアム・遠回りの大切さにも気付いた好例である。
筆者、スミカ(Rick)
【追伸】
さて、日本は何周遅れだろうか。
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