TOEICの何が凄いかと言えば、100%TOEICだけで食っている人を複数生み出しているという点だ。
自らも満点を取り続けながら、TOEIC学習教材作家として文筆や講演・動画配信等に勤しむ人は多い。
TOEFLやIELTSだけで食っていくのは今日ではちと苦しいが、TOEICならそれができる。
【追伸】
日本には昔から英検という由緒ある英語の試験があったのに、なぜTOEICがここまで浸透したのか。
理由は複数あるだろうが、やはり誰でも受けられる・参加資格がない・誰でも点数がつくというお手軽さが大きい。
他の英語資格試験はどうしても最初の敷居が高いからだ。
そこを高校英語だけでもある程度太刀打ちできるという点でTOEICはお手軽なのだ。
TOEIC L&Rの方であれば全て受動的(やりとり不要)な点も日本人にはウケる。
会話が絡むと途端に躊躇する日本人は少なくないどころか過半数だからである。
そしてなんといっても安い。
年々少しずつインフレしてきていて今は8,000円弱だが、英語の試験として考えるとこれはかなり安い。
英検は2級で8,400円、準1級で9,800円だ。
先述のTOEFLに至っては一回の受験で数万円かかる。
様々な意味で敷居が低いのがTOEICの世界なのだ。
それでいて極めようと思うとキリがないのが奥深い。
過去問研究家によって「こういうパターンが多い」と分析されればされるほど、
じゃあちょっと王道を外したくなるのが問題作成者側の心情だから
(これはTOEICに限らずあらゆる人が作る問題がそうである)。
言葉を選ばずに言えばいたちごっこである。
…筆者、透佳(スミカ)
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