どうも、スミカ(Rick)です。
今週も早いもので、ぼちぼちと
「今日でクラスは最後。あとはテスト!」という言葉も
チラホラと聞くようになりました。
なので、ある意味当然なのですが
テスト勉強というものを抱えています。
そんなミシシッピ初めての大きなものに追われながら
この「Final Week」に差し掛かってくると、
図書館の人混みがいつもよりあわただしくなる…
アメリカの大学でもおなじみの光景ですね。
ですが、スミカ(Rick)は基本的に
このブログも毎日更新すると決めています。
そんなこんなで
時間足りねえな・・・
そもそもダリいな、勉強・・・
でも、ブログも書かないとな・・・と
思っていた時に、
「とある」一つの考えが浮かびました。
同時にやればいいんじゃね??
ウェチゴセイカァッ
そうすれば筆者自身のまとめ&見返しになりますし、
何よりこのブログのコンセプトである
「未来の留学生に役立ててもらう」という
目標にモロでコミット出来るやんけ!!
それを人はライザ〇プと呼んだ
という訳で今回の記事では、
筆者が(一応)専攻している
スポーツマネジメントの基礎クラスの
期末テストでやるような情報をまとめていきます。
やるような、というかやるんですけど
日本ではまだまだ馴染みの少ない
「スポーツマネジメント」という専攻。
先日に挙げたプレゼンまとめの模様も合わせて、
ぜひ、アメリカスポーツビジネスの
ちょっとした入り口を覗いてみてください。
⇒【現実】クラスプレゼンまとめ!結局「スポーツ業界を目指す」ってどういうことなの?⇐
(出典または引用、および参考:
Foundations of Sport Management Third Edition
© Gillentine, A. and Crow, R.B.
Fit Publishing (2015), All Rights Reserved.)
「スポーツマネジメント」とは
マネジメントの機能
- Planning(計画)
ゴール(目標)とアクション(行動)の方針設定 - Organizing(構成)
具体的なプロセスの作成・グループ内での部署や権限の決定 - Directing(指揮)
計画実施における社員やアスリート・自分自身のモチベーションアップ - Monitoring(監視)
実行における監視や事後評価・比較、計画の見直し
マネジメントを行う技術
- Technical Skills
オペレーションにおける専門知識、特に競技自体に関して - Human Skills
指揮・コミュニケーション・モチベートなどの対話能力 - Conceptual Skills
団体のシナジーを具現化する力・目標への想像力や実現力
Decision-Making(グループでの決定)
⇒上3つのスキルを合わせて行われる
スポーツマネジメントの重要な役割の一つ。
Benefit(利点)
- より多くの情報を集めるので、より正確な分析が出来る
- 「チームメンバーとして」のやる気アップを促進する
- 一人あたりにかかる責任や負担の軽減
Difficulty(難点)
- 決定までにより長い時間を要する
- メンバー内でのレベルに差がつきやすい
- 情報の不行き届きや誤解を予防する必要がある
余談
「スポーツビジネス」というと
どこか華やかで豪快なイメージが
一般的についているかもしれませんが、
日頃のオフィスにおける事務関係は
ごく普通の会社のそれとなんら変わりません。
あえてスポーツ業界らしい
特徴を挙げるとしたら、
あまり一般的な業界と比べると
一人が独断で決めることってあまりないんですよね。
いわゆるチームワークです。
それぞれがそれぞれの仕事を
プロとして信頼し合って任せている、という印象です。
筆者もこれまで
幾つかのスタジアムで研修を行ってきましたが、
それらの施設にも共通しているのが
いわゆる「この人が全てのトップ・指揮」というよりは、
この担当はこのチーム、そこはその部署の範囲、と
権力や義務がうまく分散しているのが特徴です。
コネクションとかになってくると話は別ですけどネ
スポーツファイナンス
スポーツ団体の所有形式
- Sole Proprietorship
一人のオーナーが所有 - Partnership
複数のオーナーで共同経営 - Corporation
行政・法律の監視下に入る「企業」 - S Corporation / LLC(特別法人/有限会社)
その他例外
ライセンスと金儲け
License(ライセンス)
そのチームのロゴやトレードマークを
グッズや宣伝用等に公的使用する際に
その発行元に対して払う使用料のこと。
スポーツビジネスの大きな収入源の一つ。
ライセンス使用料等の売り上げが
全体のうちの最大20%を占める。
ライセンスを発行する側はLicensor、
その使用を許可してもらう側はLicenseeと呼ばれる。
余談
それに加えて、アメリカのスポーツ団体の
大きな財源となっている所が
スタジアムの命名権です。
日本だと地方の野球場などで
たまに企業名がつく程度ですが、
アメリカ(MLB)の球場では逆に
「命名されていない」球場の方が少ないです。
日本にヤフオクドームがあるように
携帯大手のAT&Tパークがあり(ジャイアンツ)、
あの大手ジュースブランドである
ミニッツメイド・フィールドがあり(アストロズ)、
日本でもおなじみマリナーズの本拠地、
シアトルのセーフコ・フィールドも
その一つです(「セーフコ」は地元の保険会社)。
逆に、ボストン・レッドソックス本拠地の
フェンウェイ・パークや(フェンウェイは地名)や
ご存知ヤンキー・スタジアム(球団名そのまま)など、
企業に名前(命名権)を売っていない球場は
MLB30球団の中では9つしかありません。
スポーツマーケティング
プロモーション(販売促進)の種類
- Price Promotion(値段)
おまけ(値引き)チケットやクーポン等、
「おトクになる(値引き)」販売の促進。 - Non-price Promotion(値段以外)
プライスレスで付加価値を付ける。
写真撮影やグランド見学、アイテム配布など
顧客層のリサーチ
スポーツビジネスにおける
Segmentation(区分)という言葉は、
主にマーケティングで活用される
「顧客の様々な層への仕分け」
という意味で使われる。
Segmentationの代表的な2種類。
- Demographics(人口統計)
年齢や住所・職業や学歴などの基本情報 - Psychographics(性格特性図)
趣味・嗜好をデータとして収集・整理する
余談
顧客層を仕分け、分析したうえで
ターゲットを絞った商品を売り出すのは
日本の一般的企業でも変わりません。
ですが、アメリカのスポーツ業界には
日本のいわゆる「ターゲット層」とは異なる
一つのポイントが存在します。
例えばアメリカの球場などでは特に
家族層をいかに取り込めるかが一番重視されます。
ご存知の方もいるとおもいますが、アメリカでは
親が子供を一人にさせるのを法律で禁じている関係で
外出は基本的に家族総出になります。
そこで、「親子で一緒に楽しめる」という事で
ファミリー層の取り込みが必須なんですね。
なので、アメリカのスタジアムには
必ずと言ってよいほど
「子供の遊び場」ゾーンが存在します。
ご家庭にお子さんが居る方は分かると思いますが、
特に野球などの長時間スポーツになると
子供ってあっさり飽きるので、
そういう意味でもこのような施設は必須ですね。
まとめ。
- チームワークはオフィスにも通ず
- 名前やブランド「自体」を売るというビジネス
- 家族で楽しめる新しい遊園地的場所を目指して
アメリカのスポーツビジネスですが、
日本的な地味な部分も根幹にあるなかで
スポーツという競技自体のコンセプトも
オフィスに継承している所があったりします。
ではでは、今回はこんな所で。
そして自分のテスト勉強をこの記事でするのである
スミカ(Rick)
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