ネイティブ並み。

気づき - ki du ki

有名人のプロフィールや
商材用のコピーとしてよくこの
「ネイティブ並み」という言葉が使われる。

だが、
ノンネイティブが本当にネイティブ並みになるのは不可能である。

そう謳っているものは全て詐欺である。

第二言語などなくても生きていけるノンネイティブと
その言語(第一言語)がなくては
コミュニケーションが取れなくて生きていけないネイティブとでは
真剣度もそうだが根本的に世界が違う。

換言すれば、
「ネイティブ並み」ということは
「その言語がないと生きていけない」ということだ。

そんなノンネイティブはこの世に存在しない。

もちろん、日本人が日本語でそうであるように
第一言語・当事者としてどっぷり浸かっていては
中々気づかないことも多いから、
そういった新鮮な視線はむしろノンネイティブの域だろう。

そういう意味では、
「ネイティブより詳しいノンネイティブ」はあり得るが
「ネイティブ並」「ネイティブよりネイティブ」は断じてあり得ない。

万が一存在するとするなら、
その人は第一言語というネイティブを捨てている。

そんな人に何の価値があるのだろうか。

 

筆者、スミカ(Rick)

【追伸】
ネイティブの感覚を理解しようとするのは、大切。
だが、ネイティブ並みの言語能力が
努力で手に入るものと思っているのなら甘い。

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