どうも、こんにちはスミカ(Rick)です。
ボスキャリ2018、本日終了しました。
かくいう私もボストンに就活生として渡り、
このほんッッッとに寒い都会まで来ました。
既にSNSには多数の投稿がありますし、
友達から聞いたよ!という人もいれば
行って来ました!という方もいるでしょう。
皆さん、まずはお疲れさまでした。
さて、電話が繋がる携帯を持っていくべきとか
Uberはとことん活用するべきだ…といった
普通のアドバイスは他のブログに譲るとして、
この記事では私がボスキャリ2018参加にあたり
ゑ?
と感じたポイントを10個まとめていきます。
大☆反☆省☆会のお時間です。
① 「3日間で内定が出る」は完全にウソ。
ウソでした。
ネット上の噂話や体験談は異口同音に
「ボスキャリは三日間で内定が出る!」と言っていますが、
後学の為にここで完全に否定しておきます。
驚いたのは、現状
ボスキャリで内定を出さない企業の多さです。
厳密に言えば、
ボスキャリで内定「まで」出す企業が
想像以上に少なかったのです。
特に日系企業において、
「面接通過しました。
では、冬に日本で最終面接です」
というパターンが少なくありません。
本当にボスキャリ期間内で
選考プロセスを全て進める企業もありましたが、
多くは事前に試験や面接を課しており
現地で「最終面接」を行った上での決定でした。
これは某出展企業の人事担当からの声ですが、
「本当に三日間で決めるのは、ちょっとね」
「もう少し段階を踏んで、学生を見たいよね」
と呟いていたのは忘れられません。
その是非はここでは置いておいても、
「行きさえすれば内定が貰える」イベントでは
決してないので、確認です。
② ウォークインはないものとして考える。
今年の場合、
ウォークインをする企業のほとんどが
- 一日目の午前中・昼間で締め切り
- ウォークインは一応するが、実施日程未定
この2パターンでした。
もちろん通日受け付けている企業もありましたが、
率直に申し上げると人気に比例します。
つまり、
特に競争率の高い企業を志望する場合
いかに事前応募をしているかが勝負であり、
ウォークインをアテにしてはいけません。
筆者がブースを訪れた某外資コンサルは、
一日目に行っていた説明会の時点で
「ボスキャリ中の応募は受け付けていません」
と告知をしていました。
ウォークインなど実施していないのです。
そもそもウォークインをするということは、
応募者が実際どう思っているかは別にして
「御社は第一志望ではありません」という意思表示です。
本当に第一志望なら、
確実に面接の枠を確保するために
必ず事前に予約をするからです。
もちろん、第二志望だろうか第百志望だろうが
本当に有能な学生なら
喉から手が出る程欲しいですし、逆も然りです。
ですが、ウォークインをする時点で
かなり出来る事は減ってしまう…
ということは覚えておきましょう。
③ 一日目の朝で勝負は決まっている。
ボスキャリは一日目が勝負です。
一日目で終わらない分を二日目で行い
それでもまだ終わらない場合は三日目になるので、
つまり一日目が本命・前提になります。
途中参加・割り込みがしにくい仕組みになっています。
その一日目を充実させるためには、
事前に選考をある程度クリアしておくか
イベント開始直後に選考に入る必要があります。
勝負は朝です。
ちなみに先述のウォークインをすると、
特に二日目以降に
面接までこぎつけることは確かに可能ですが、
その分当日がかなり忙しくなります。
「ボスキャリは足が棒になる」という体験談は、
第一志望をしぼることも出来ずに
第二志望から第百志望をウロウロした人の末路です。
第一志望と第二志望の差は無限大であり、
第二志望と第百志望の差など皆無です。
恋愛でこれをやると虚しくなるものですが、
なぜ就活になるととたんにやり始めるのでしょうか。
④ 履歴書の枚数はそんなに必要ない。
これは真に受けた筆者が悪いのですが、
履歴書はそんなに余分な枚数はいりません。
「訪れる企業+20枚は持参しよう!」
「出来るだけ多めに刷っておきましょう」
という声がありますが、聞き流していいです。
もちろん、現地で会った人に本当に惹かれて
その場でウォークインを決める場合もあるので、
予め使うと決まっている枚数分に加えて
若干の予備も用意していくべきです。
ですが、先述した通り
現地で20股なんてやっている時点で負けです。
名刺なら大量に持っていても平気にしろ、
履歴書は刷るのにもお金がかかるので
それを無駄にするわけにはいきません。
ちなみに、万が一不足した場合も
現地やホテルを始めとして
刷れる場所はいくらでもあるので、大丈夫です。
⑤ 自分の分を弁えた応募をする。
例えば、筆者は
南ミシシッピ大学教養学部という
地方国立大の文系の出であり、
これといった専門特化はありません。
それで私が
理系の集う研究職やエンジニアに
応募しようものなら、瞬殺されます。
それで私が
エリートの集う外資コンサルや金融に
応募しようものなら、瞬殺されます。
当たり前のことです。
ですが、
これをやらかしている就活生が想像以上に多かったのです。
もう少しストレートに言います。
バカは身の程をわきまえましょう。
バカを自覚している上で
それでも大丈夫な業界を目指すならともかく、
自覚なしで特攻する人は本物のバカです。
学歴フィルターはボスキャリでも健在ですし、
勉強が出来ることは
仕事の十分条件ではありませんが、必要条件です。
大学で学ぶ専門科目が
明記されているにしろないにしろ
必須になる企業はどんどん増えています。
会社にアプローチする以上は、
分を弁えないことをするのではなく
勝てる土俵で確実に勝つことを目指しましょう。
⑥ 「この会社はボスキャリに何を求めるか」を鑑みる。
大きく分けて以下の3パターンです。
- 「留学生」が欲しい
- 「英語の出来る日本人」が欲しい
- 「日本人」が欲しい
これは国内就活イベントではなく、
ボスキャリでの話です。
「国内大学生と留学生とで区別はしていない」
「入社後は同じ仕事をしてもらう」
という出展企業も、私は一次情報で複数知っています。
一つのヒントとしては
ボスキャリ公式サイトの企業紹介にある
「英語レベル」がありますが、
たとえそれが高かったとしても実際は…という場合があります。
そこで、各出展企業に
「なぜ大枚はたいてボスキャリに来たのか」
と尋ねてみると、
各企業ごとに様々な返事が返ってきます。
つまり、これらの要素を知っておけば
その企業で果たすべき役割や
採用されやすい行動特性(コンピテンシー)を
うまく意識しながら面接に臨めます。
その上で
「グローバルに働きたい!」
「こういった仕事がしたい!」
という自らの希望にもマッチさせられるので、
この質問はぜひ尋ねてみましょう。
⑦ リクスーである必要は全くない。
もうネタバレしても大丈夫だと思うので、
今回のボスキャリで
私が実際に着た服装を紹介します。
- グレーの長袖ポロシャツ(白でもワイシャツでもない)
- 紺のジャケット
- 紺のパンツ
結論から言うと、全ッ然大丈夫です。
お堅そうな元国営企業も
ビッチリするべき教育業界も受けましたが、
その上で大丈夫です。
もっと言うと、全部ユニクロです。
このブログを
読まれるような皆さんはご存知の通り、
ボスキャリで日本人が揃ってリクスーを着る光景は
最ッ高に気持ち悪いです。
ここ数年、
「案外服装はキツくないよ」
という声が増えてきているにも関わらず
この有様だということは、
この位キツく言わないと変わりません。
声をかけるのはチキりましたが、
例えばグレーのスーツやストライプ柄の方は
ホントに素敵なチョイスだと思いました。
リクスーを愛する方は
もちろんリクスーを着ていただければよいですし、
「もうちょっとセンスを出したい!」のであれば
ある程度の主張・遊びなら許されます。
ただ、流石に
日本人就活生で金髪ツーブロ(実話)はアレですが。
⑧ 案外、自由時間は多く生まれる。
案外、ヒマです。
案外、と言ったのは
大事なのはボスキャリなので
娯楽が主軸になってしまっては
どうしようもないからです。
ですが、先述した
「ウォークインしまくって面接しまくり」
という残念なパターンでもない限り、
スキマの時間は結構生まれます。
しかも、
面接と面接の間だったりする手前
そんな遠くに行く訳にもいきません。
会場にもよりますが、
面接対策するなり
現地で気になった企業の話だけ聞いてみるなり
「スキマ時間に何をするか」は考えておきましょう。
ちなみにかくいう私は、
世界最強のプロフェッショナル集団こと
マッキンゼー&カンパニーの企業説明会を
入る気も能力もゼロですが聴いてきました。
面白かったですよ。
⑨ ボスキャリは三日目の朝こそ行くべき。
「ボスキャリは実質2日間」は、本当です。
実際、三日目にも足を運びましたが
あれだけ就活生でごった返した初日と比べると
出展企業も学生も大幅に減っています。
だからこそ、行く価値があります。
というのも、ボスキャリ三日目において
出展企業は大まかに「2:1:1」に分かれます。
- 2:撤収ないし受付終了
- 1:残りの面接を消化
- 1:めっちゃヒマそう
お気づきの通り、これは狙い目です。
なんせ本当にヒマそうにしていますから、
そこを狙って訪れれば人事担当者と
何十分・何時間も一対一の企業説明が受けられます。
質問もし放題ですから、
もはやインタビュー・カウンセリングです。
これを狙わない手はありません。
今日、三日目にいってみたら
私が面接を受けて結果待ちをしている
企業の代表とじっくり話が出来ました。
その方の著書まで
サイン入りでいただいてしまいました。
「どの様な人なのだろう」
「どんな考えをする人なのだろう」
ということが知りたかったので、
これは本当に僥倖に恵まれました。
ちなみに
「どの企業が三日目まで残っているか」
というのが、案外読めません。
二日目には撤収モードの外資もいましたし、
三日間フルで頑張る日本企業もいました。
最速で受付を締め切るベンチャーもいましたし、
最終日にも話が聞ける大手もいました。
現地に向かってみないと分からないですが、
ぜひ三日目も訪れてみましょう。
➉ 「英語面接がイヤな人」は人生やり直し。
「英語面接か…イヤだな」
「面接英語だった…ダメだった」
「日本語がよかった~、面接…」
バ イ リ ン ガ ル と は い っ た い
…いや奥さん、
ここボスキャリですよ。ボスキャリ。
日本語・英語両方を使って
グローバルに働きたいんじゃないの??
会場現地で何度も耳にしましたが、
間違いなく今回の爆弾発言MVP。
ボスキャリの参加条件に
「英語面接で対応出来る人」って
書き足すべきだと思うの。
最後に、ボスキャリ2019に向けて
本当のプロ(?)はもう既に
来年のボスキャリに向けて準備していたり、
もしかしたら今年は偵察で来ました!
という方もいるかもしれません。
ですが、最後にこれだけは言わせてください。
偵察で10~20万(総額)は高いよ。
ボスキャリ参戦は一回のつもりでいきましょうよ。
筆者、スミカ(Rick)
【追伸】
筆者自身は現在結果待ち中です。
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