人づてにこんな話を聞いた。
その知人の元いた会社では、
業界の不況も手伝って
営業部門と商品開発部門が犬猿の仲だった。
ここまではまあよくある話だろう。
本題はここからだ。
営業部と商品開発部が争った挙げ句、
「売れさえすればいい」と
その会社内は営業力ありきの会社に変貌してしまった。
そして、その日が
その会社のXデーとなった。
瀕死になるところを
なんとか転職したらしいその知人は、
後日私にこうぼやいてくれた。
「建前ではなく行動で、
お客様より自分たちのことを
大切にし始めたら終わりだよね」
この発言は染みた。
一切の綺麗事を抜きにすると、
営業力とはひたすら会社の都合であるのに対し
商品(しいてはコンテンツ)を磨くことこそが
本当にお客様のためになる。
ここに議論の余地はない。
とある文筆家の発言を思い出した。
「自分の方から売り込むのは恥であり、
売れるものは売れるし
売れないものは売れない」と。
筆者、スミカ(Rick)
【追伸】
既存のお客様をぞんざいに扱って
新規のお客様を丁重に扱う会社は
絶対、必ず、100%の確率で消える。
それは歴史を見ればすぐに分かることだ。
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