「透佳さんの理想の英語講師像って何ですか?」
サービス業でよく使われる表現だけど、いい意味で存在が消えること。
一切の邪魔もせず迷惑もかけず、生徒が思うままに勉強して成績を伸ばすのを助けることだ。
【追伸】
アパレルの店員とかホテルの従業員とかがそうなんだけど、
自己主張が激しい店員にロクなのはない。
あくまでも、お客様が「こうしたい」というのがあって
その実現に向けてひたすら黒子に徹するのが究極である。
これは学習塾でも同じなのだ。
塾講師の仕事は激しく自己主張することでも、大声で叫ぶことでもない。
生徒が望むものを手に入れるお手伝いをすること。それだけだ。
あくまでも生徒が主役なのだから、講師に色はいらない。
生徒それぞれの色を最大限に際立たせるのが講師の仕事だと思っている。
これは以前にもどこかで書いたと思うが、
私は生徒を「育てる」という言葉が嫌いだ。
「育てる」のではない。「育つ」のだ。
なぜなら勉強するのも、試験を受けるのも講師ではなく生徒だからだ。
自分が頑張るのではなく、生徒に頑張ってもらわないといけないのが講師である。
講師ができることといえば、生徒の頑張りを邪魔しないことぐらいだ。
…筆者、透佳(スミカ)
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