「新社会人の本質の見抜き方」experienced。

ノンフィクション – experienced
  • 最初から「本質を見抜こう」と意気込まないこと。
  • 全ての物事には理由がある」と考えること。
  • 全ての質問・疑問に敢えて一言だけで答えてみること。

「はい、じゃあ今日の乙先生には
この『本質の見抜き方』について一つ一つ
懇切丁寧にご解説いただきましょうか。
乙先生、よろしくお願い致します笑」

「こら、この先生ってのをやめなさい笑」

しっかりブログをコピペしてきた上で、
今日もいつもの調子で甲が突っ込んできた。

「まあまあ笑。
でもこうやって直接凸すると
そこそこの割合でこうやってネタにしてくれるの、
嫌いじゃないよ」

「ふふ。ありがとうね。
…まあそれはそれとして、
とりあえず解説に入ろうか。
まずは一つ目なんだけど、これはモロ私の師匠の弁で」

「ほう、どんな?」

「『最初から本質を探そうとすると、
目に映る全てのものを本質だと思いこんでしまう』
…まあより平たくいえば、
全部が答えであるかみたいに見えちゃうってことだね」

「それはつまり…
全部が答えとは限らなくてもってことか」

「そうそう。
本当は本質って表面に隠れて
こっそりにじみ出てくるものなのに、
パッと見えただけのものを『これが本質だ!』
って見抜いた気分になっちゃダメだよねってこと。
そんなお手軽な魔法じゃないんだから」

要は「見抜く」という言葉に自惚れないことだ。

「それで、2つ目に繋がるわけか」

「そうだね。
目の前に見えているものが本質とは限らない。
むしろ見えるものは表層面でしかないことの方が多い。
でも、実際には目の前のものしか
こうやって感覚で捉えることなんてできないわけじゃんか」

「そこで外面と内面をつなげるために…」

「理論付け、と。
『この人はどうしてこんな言動をしたんだろう』
『これはどうしてこうなっているんだろう』
って一歩突っ込んで考えるだめでも本質には迫れる」

「それが大事だよね。
何か理由があるからこそ、
『それはそうなっている』わけであって」

インタビュワーを演じておきながら
要所で本質を抑えていく甲も見事だが。

「全ての物事には理由がある、ってね。
で、3つ目はちょっと意外かな」

「それは少し思ったかも。
一言で答えることと本質って
どんな関係があるのかなって」

「一言で答える、ってことは…」

乙はここはあえて甲に誘導させた。

「…ムダな言葉は一切使えない」

「そう。
『これ以上削れない必要最低限の説明』。
それが本質ってわけ」

「あなたの好きな言葉で言えばレゾン・デートルあたりね」

乙の3歩先を常に行く甲であった。

 

…筆者、スミカ(Rick)

「新社会人の本質の見抜き方。」

【追伸】
なんでもかんでも無理やり結論付けない。
「なぜ?」を全てにおいて考える。
発言はシンプルに圧縮・削ぎ落とす。
究極、この3つさえ守れれば新入社員としては上出来である。

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