「AとBなら、Aの方が絶対に正しい!」
「好きなの?嫌いなの?ハッキリして!」
こういう人は不幸になりやすい。
なぜなら、世の中は
グレーゾーンの状態が普通であり
白黒ハッキリ付けられるのは珍しいことだからだ。
初歩や基礎・本能的思想を除いては
一つの絶対的模範解答などないし、
その場その場で最適解が変わってくるのが普通だ。
無理やり英語で例えるならば、
最低限の初歩や基礎(文法など)が合っていれば
訳文に「唯一の模範解答」などないし、
個人ごとに味が出るのがむしろ真骨頂である。
白黒付けられないものを
無理やりハッキリさせようとするから悲劇が始まる。
グレーゾーンの存在を受容した上で、
如何にして一つ上の次元から包み込んであげるかを
考えられるようになるとグンと楽になる。
筆者、スミカ(Rick)
【追伸】
一字一句正確には覚えていないが、
かの夏目漱石『こころ』には
こんな台詞があったように思う。
「善人と悪人がいるのではありません。
一人の人間の中に善人と悪人がいるのです」
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