「英語が話せるようにならない人の最大の原因」experienced。

ノンフィクション – experienced

「じゃあ今回は、あの最後の
『「英会話スクールに通う」=「英語が話せるようになる」ではない』
についてで一記事書いてもらおうか笑」

ブログを書いていると
まさに今ここでネタにして書いてください!と
確信犯で頼まれることがたまにあるが、
まさにその時の甲もそうだった。

「まあいいけど。
でも、あれの意味ぐらいだったら甲でも分かるだろ?」

「うん。
別に英会話スクールに通ったからといって
『自動的に』話せるようにならないって話でしょ」

「そういうこと」

乙が椅子の向きを甲に向ける。

「英会話界隈でも海外留学界隈でも
これまで散々見てきたんだけどさ、
『学校に行けば勉強ができるようになる』理論を
あらゆるところでやっている連中が多すぎる」

「ほう」

「そんな訳ないでしょ、って話。
学ぶ環境はあっても、いざ行動として
実際に勉強するのはあなただよって話。
こういう例え話だと一発で分かるんだろうけど、
それを自分がやっちゃってる人が多すぎる」

「…あぁ、それ
俺の仕事でも大いに心当たりがあるかも」

甲の仕事は就職・転職カウンセラーだった。

「新卒だろうが中途だろうが、
ぶっちぎりで一番多い質問が
『就職(転職)のコツを教えて下さい!』なんだけどさ」

「うん」

「んなもんねえよ。
もしそんな『パッとやってパッと結果が出る』
もんがあったらもう全員やってるだろ。
だが、どうもこう言っても伝わらない」

すぐに結果が出るものは全て偽物だと思っていい、
と師匠が言っていたことを乙は思い出した。

「そりゃあ背を伸ばすとかネクタイの締め方とか
そういう『直ぐにできるマナー』はあるよ。
ただ、それだけで面接官が判断するわけないじゃない。
いかに今まで『長い時間をかけて』生きてきたかを見てる。
それで食ってんだから、バカじゃないよ」

「だよね…
ちょっとパッと出来ることじゃなくて、
今までずっと何をしてきたのっていうのを見るのが
ああいう面接の場だからね」

「その通り。
そういう努力をサボってきたヤツに限って
『必殺のコツを教えて下さい!』とかほざいてくるから
もうそういうバカははっ倒すようにしてる」

念のため、もちろん冗談だが。

「…ああで、乙の話か。
何事も自分で勉強しないとダメだよって話か」

「まあね。
本当にラクして言語をマスターしたいなら、
お金を払って他人に外注するか
ほんやくコンニャクが出来るのを待つしかない。
それが嫌だから人は今日も『ラク』に騙される」

「人はラクな方に流されるように出来ている…ってか」

また今日も甲に持ってかれてしまった。

 

…筆者、スミカ(Rick)

「英語が話せるようにならない人の最大の原因。」

【追伸】
「ラクして痩せる」は全部ウソだ。
ラクができるのはあなたではなくその詐欺師である。
ここまで言えば流石にもう分かるだろう。

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