Teaching:ワイシャツは下着の延長。だからジャケットを脱いで教えるのは論外。

親御さんには絶対に教えない学習塾のホンネ

一教室の専任講師となって以降、

私には断固として貫いてきたポリシーがある。

それは生徒の前では絶対にジャケットを脱がないということだ。

教室の外が30度越えの真夏だろうが、

そんな中で教室の冷房が壊れようが、

同僚の講師から「先生は暑そうですね」と嫌味を言われようが、

教室の冷房をつけたら先輩講師に「まずはお前がそれを脱げ」と言われようが、

断固として脱がなかった。

「なんで先生はジャケットを脱がないんですか」と聞かれたら

いちいち説明するのが面倒だったから

「これは私の趣味です」などと適当に言っていたが、本当の理由は別にあった。

調べれば分かるが、元々ワイシャツは下着の延長である。

下着の延長だから、上にはジャケットを着るのが当然ではないか。

そうでなければ、ズボンを履かずに授業をしているのと同じになってしまう。

流石に下半身トランクス姿で教壇につく講師はいないだろう。

「そんな非常識なヤツおかしい」と思うはずだ。

私はそれと全く同じ感覚で、

ワイシャツ姿で授業をする講師を「コイツ相当頭変わってんなあ」という目で見ていた。

ワイシャツ姿の先輩講師に何を言われても、

「でもコイツ、ズボン履いてないしな…」

と笑いを堪えるのが精一杯で話の内容は一切耳に入ってこなかった。

正直に申し上げるが、今でも全く反省していないし

私の主張が全面的に正しかったとさえ思っている。

もしこの話を聞いて「それはおかしい」と思うのなら、

誰でも名前を知っているような有名一流企業の社員にでもこの文を見せてみればいい。

「え?当然でしょ?」という反応をするはずだ。

学習塾だろうが、お客様が未成年であろうが、

お金が発生している限りそれはビジネスだ。

ファストフードみたく100円・200円単位ならともかく、

塾業界は何万円・長い目で見れば何十万円単位でお金が動く業界だ。

ファストフードの店員が半袖・短パンならともかく、

一人あたり数万円の高級レストランで店員が半袖・短パンで出てきたら誰だって怒らないだろうか。

私が主張しているのはそういうことである。

これは先述したが、塾業界というのは他業界からお払い箱になった人材の割合が高い。

他業界からお払い箱になるということはどういうことかというと、

服装がとてつもなく乱れている人間が多く、

その内のほとんどが「服なんて着てればいい」程度に考えているということだ。

ジャケットを来ていない上半身下着状態の講師なんていくらでも見てきたし、

他にはネクタイをどこで買ってきたか分からないようなものを付けてきたり

始業の時点でシャツがしわくちゃになっていることも多々あった。

ワイシャツの上からコルセットを巻いている豪傑もいた。

「服装はあくまでも外見だから、中身の授業で勝負」と思ってはいけない。

今は「外面は内面の一番外側」という考え方が主流だから、

服装が乱れているということはつまり中身も乱れていると判定されるのだ。

概してそれは正しい。

もしあなたが塾を検討している親御さんなら、いかなる理由があろうとも

お客様の前でジャケットを着ない下着姿の講師は見限っていい。

100円・200円の商品ならともかく、立派な高級商材を扱っているのだから

それにふさわしい服装ができない塾にお金を頂く資格はない。

 

…筆者、透佳(スミカ)

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