海外留学では、何かとプレゼンをする機会が多くなります。
50人〜100人レベルで行われる大きなクラスでは流石にやりませんが、そんなクラスは全員必修の一般教養クラスぐらいです。
どんな専攻でも、クラスのレベルが上がれば上がるほど人数が減ります。
生徒が一桁になることも珍しくありません。
ちなみに私は留学中に一度だけ、一対一(教授一人に生徒一人)のクラスを経験したことがあります。
特にそういったクラスになると、生徒個人ごとのプレゼンが授業カリキュラムに組み込まれます。
しかもそのウェイト(成績に占める割合)が結構大きいのです。
そこでミスをすると、クラスの成績の半分弱に影響する場合もあります。
プレゼンをすることに日頃慣れていない留学生は、ここでかなり苦労します。
「ペーパーを書くよりもプレゼンする方が大変」という人も普通にいるくらいです。
そのプレゼンの対策として、徹底的な準備をしましょう。
- プレゼンの流れ(原稿:話すこと)の作成・書き起こし
- プレゼンで使うスライド(パワポ)の作成
- 通しでのリハーサル(できれば人相手に)、及び改善点の発見・改善
最低限、このくらいの準備は行いましょう。
「スライドを見れば、そのスライドについて話す内容が全てパッと出てくる」というレベルにまでしておけば安心です。
スライドがカンペになっているのが理想です。
ちなみに海外留学では、基本的に手に持つカンペは減点の対象だと思ってください。
露骨に「カンペ禁止」とルールにする教授もいれば、成績をつけるときにサイレントで成績を下げる先生もいます。
前者はまだ諦めもつきますが、問題は後者です。
「え、カンペなんて当然見ないくらい内容は頭に入っているよね」という前提で採点をする教授がこうなります。
ここで大切なことは、そんな教授に対して文句を言うことではありません。
カンペがなくてもいいように、徹底的に準備をしておくことです。
減点で言えばもう一つ、スライド(パワポ)に文章を書くのも御法度です。
皆がその文章を読むことに集中するので、わざわざ前で話す意味がなくなってしまいます。
これはネイティブでも時折やらかす人がいます。
これは聞き手としてかなりウンザリします。
「そのスライドを印刷して配ってくれれば、お前いらないだろ」となってしまいます。
そう思わせないためにも、何度もリハーサルを重ね、内容を洗練させていきましょう。
いざ本番の際に「このプレゼンはもう散々やったよ」と思うことができれば、勝ちです。
…筆者、透佳(スミカ)
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