日本の感覚でいくと大ケガ必至!?「アメリカの中古車あるある」10選

アメリカ○○あるある

どうも、こんにちは透佳(スミカ)です。

さて、筆者自身
アメリカ・ミシシッピ州で中古車を購入してから
気がつけば1年半が過ぎました。

ハワイの短大に居た時も
中古車でしたから、これで2台目。

アメリカで中古車購入・管理を志す全ての日本人へ。

まずは日本的な
「とりあえず何もしなければ安全」という
ゆる~い考えはそこら辺に捨てて頂いてから、
アメリカナイズされた中古車のあるあるに触れてみてください。

それでは、あるあるネタ10選をどうぞ。

① 日本基準で考えると、ドン引くくらい高い

びっくり価格(悪い意味で

まず、アメリカで中古車を購入しようとすると
日本よりも格段に値段が高いことに気付きます。

いわゆる「まあ乗れる中古車」を探そうと思うと、
少なくとも20万~25万は見積もる必要があります。

平均額ではありません。最低限度額です

実際、この値段帯の中古車は
アメリカではかなり安い部類に入ります。

クルマ社会であり、
その絶対数も日本とは比較にならないので
むしろ本体は安いんじゃないの?
という方も多いでしょうが、現実は真逆。

これには、いくつかの理由があります。

走行距離ではほとんど値崩れしない。

アメリカでの運転は
ハイウェイ等での負荷の少ない運転が多く、
クルマが「走れば走るほど劣化」する…という考えがそれ程ありません。

例えば、筆者が現在乗っている中古車は
20万キロ(約124,000マイル)を軽く突破していますが
アメリカの中古車では少なめの部類にあたります。

30万キロ(約186,000マイル)を
ゆうに越えている中古車さえ、
アメリカの中古車市場では平然と売られています。

日本のような
10万キロ越えはさすがにちょっと…
という考えでは、中古車はほぼ見つかりません
そうなると新車かリースになってしまう

つまり、沢山走った車だからといって
値段に大幅に影響するわけではないのです。
これは売る際にもあてはまる

年式も、値段にはさほど影響しない。

結局、「ちゃんと走るかどうか」が
アメリカの中古車市場におけるポイントであり
またクルマへの需要も非常に高いため
年式が少し古いくらいでは中々値下がりしません。

目安として、この記事追記の2020年の10年前
つまり「10年落ちの’10製」は、
アメリカの中古車市場ではかなり新しい部類に入ります。

これらの2つの点を踏まえて、
アメリカで中古車購入を検討する際は
日本以上のそれなりの出費を覚悟しましょう。

ちなみに筆者は、
「走行距離20万キロ・2003年製」の中古車を
おおよそ2000ドル程で購入しています。

はっきり言ってかなり安いです。
そして現在も無事に走っています

 

② 結局、大正義日本車

アメリカの某大統領は
なんで皆もっと国内車買わないんや!!」と
アメ車の販売促進を目指していて、
これからより値段に調整が入ることが予想されています。

もっと安くなれば、皆アメ車を買うだろう・・・と。

違う、そうじゃない。
この元ネタも20年以上前なんだね

既に有名な話かもしれませんが、
アメリカに住んでみると改めて
いかに日本車が優秀かに気が付きます。

  • 丈夫だし。
  • それ程手がかからないし。
  • 燃費もいいし。
  • 運転もしやすいし。

値段以前に、クルマ自体の性能では
未だ日本車に圧倒的な軍配があがります。

アメリカでよく使われるフレーズですが、
Toyota runs forever“とはよく言ったものです。

その分お値段もより高くなること必至ですが、
可能であればぜひ日本車を狙いましょう。

 

③ ディーラーとかいうヤ〇ザ

ネット上でも
多くの方々が異口同音にレビューしていて、
私自身も経験してしまったこと。

アメリカの中古車ディーラー
ヤ〇ザ商売、というか
ヤ〇ザそのものだと思う(偏見)

というのも、

  • そもそも、出来るだけ安く買い高く売るのが仕事。
  • 「売れれば後は一切知らん」のド畜生精神
  • 足元見まくり。言語の壁なんかあったら言いくるめ放題
  • 「え、言わなくても当たり前でしょ」が一切通用しない

とまあ、日本のそれと比べると
散々なカスタマーサービスを誇るディーラー。

もちろん全員が全員そうではないですが、
メーカー直営店や全国大手チェーンですら
この手のヤ〇ザディーラーが多すぎるので、
「店頭取引」の難易度が跳ね上がります。
ネット経由で小さなディーラーや地域密着・コネを探す方が遥かにマシ

ちなみに筆者自身が経験しているのは、

  • 「事故歴・修理歴はないよ!」アピール
    →VIN#で調べて見ると、過去に事故歴が連発
  • 「○○日に直接クルマ見せます」と約束をする
    その日の前に他人に売却を済ませる
  • (その結果)断りの連絡を仕方なくいれた後
    →その後何週間、迷惑電話(Scam)が届く届く。

ヤ〇ザ、というかただのク○(直球)でした。
事前に見抜けなかったこちらが反省するレベル。
免許取り上げて乱交させる方がまだ聖人だよね

 

④ ぶっちゃけ、「身内市場」はアテにならない

ディーラーなどの業者で買うのはメンドくさい…

ならば、最も手っ取り早い中古車の購入ルートは
卒業する学生や引っ越す知り合いなどの
身内市場をうまく活用するのが定石ですよね。

ですが。

これら「身内市場」は全くアテになりません

というのも、

  • 「いつまでに買わないと・売らないと」で想像以上に足元を見てくる
  • クルマ素人も多く、メンテナンスが後々全負担になったりする。
  • そもそも、金銭感覚(値段設定)がトチ狂っている。

日本の大学やら知人関係であれば
まあお互い優しく気をつかって譲歩するんでしょうが、
ここは砂漠もビックリのドライな人々も集う
ビジネスライク集団アメリカなのを忘れてはいけません。

私が現在属する大学(USM)の場合、
掲示板やメール配信等で定期的に
「クルマ売るよ!」「部屋貸すよ!」といった
中古品販売の連絡自体は定期的に来ます。

ですが、率直に申し上げると
外国人(留学生)舐めてるんだな…という売主もいるので、
そこはキッチリとした目で判断しましょう。

 

⑤ カリフォルニアとニューヨークはめっちゃ安パイ

さて、これまでのあるある4つでは
アメリカの中古車を散々に叩いてきましたが
このあるある5つ目は私たち日本人にとってガチの朗報です。

カリフォルニアとニューヨーク。

これらの地域が
留学等に向いているか…というのは置いといて、
日本人が中古車購入を目指すにあたり
その難易度が格段に落ちるのがこれらの地域です。

その理由は非常に単純でして、
例えばあのガリバーのアメリカ支社といった
日系カーディーラーがごろごろ居るんですよ。

価格・品質・そしてアフターケアに至るまで
様々な安全・安心サービスを付加価値として提供してくれます。

その為、アメリカでの中古車購入につまづいたら
これらの地域まで行ってクルマを探した方が
安心・安全でお得な中古車を探すことが出来ます。

ちょっとミシシッピからは辛いけどな。

 

⑥ 値段交渉とかいう闇のゲーム

いざ、買いたい中古車を見つけて
実際にクルマ実物も修理歴も見て試運転もして、
さあいざ契約しましょう!となったその時。

闇のゲームが始まります。
負けると幻覚が見えたり体が炎上したり心が砕かれたりします(しません)

特にディーラー相手の場合、
出来るだけお得に買いたい買主」と
出来るだけお高く売りたい売主」とで
激しい矛盾対決の幕が上がります。ファイッ!

この際、少しでも言語の壁を感じさせてしまうか
「買いたい!」という欲を見せてしまうと
相手はその隙にどんどん付け込んできます。

その為、値段交渉の際はクルマ関係の情報に詳しくて
なおかつ英語でのコミュニケーションも出来る…
そんな友達を最低でも一人は連れて行くことをお勧めします。

「交渉は人数が多い方が有利」って
なんかそれこそヤ〇ザですが
負けられない戦いがそこにはある。
筆者のように友達が居ない人はぼっちで頑張ってください

ちなみに豆知識として交渉で勝つための原則ですが、
いざとなったらいつでも断る
という覚悟がある方が主導権を握れます。

値段交渉に関する筆者の実話や教訓は
この記事でもより詳しく解説しています。

⇒その中古車は白か黒か?車ド素人が契約にサインする前にするべき4つのコト⇐

 

⑦ 登録とか公的の手間が案外ラク

さて、めでたく中古車を購入すると
日本と同じく待っているのが公的手続き

日本だと、ここがかなり複雑でやっかいですよね。

ですがアメリカでは、

  • 車のタイトル(所有権)を移す書類。
    売主からもらえます
  • ナンバープレートの取得
    上の書類とIDがあれば税務署でもらえます
  • 自動車保険・その車の保険加入。
    その場で保険屋に電話しましょう

アメリカにおける公的手続きは、
基本的にはこの3つを終わらせてしまえば終わるので
事前に知っておけば非常にシンプルなんですよね。

個人売買だと
これら全てを自力で終わらせる必要がありますが、
業者だと全て代行してくれたりします。
州ごとにも微妙に基準や必要書類が違ったりしますが

ちなみに、「案外少ない・ラク」といっても
書類に不備があったりそもそも忘れたりすると
中々の憂き目を見るので、そこはご注意を。

 

⑧ 「え?アレ壊れてね?」っていう車も普通に走ってる

アメリカにおいて車を走らせていると、
時々「え?」「ゑ?」と三度見してしまうような
中々ぶっ飛んだ壊れ具合を持つ車にも出会えます。

ちょっとへこんでたり変色だなんて、まだまだ序の口です。

例えば、

  • 窓が割れてる
    最悪、窓そのものが無くて空きっぱなし
  • フレームの原型がない
    ひどいとパーツが風で揺れてる
  • え?それパンクですよね?
    って状態でも走り続ける止まるんじゃねえぞ…

筆者が実際に遭遇してきたのは、こんな感じ。

確かにアメリカは
走ればエエやん精神」なんですが、
走ってすらいない気がするのは気のせいだろうか。

万が一見かけた場合は、
微笑みながら十分な距離をとりましょう。

そして、いざ自分たち自身が
こういったクルマに乗らないように

  • エンジンオイル
  • バッテリー
  • タイヤ(空気および交換)

最低限、これくらいのメンテは定期的にしておきましょう。

 

⑨ イヤでもクルマのことに詳しくなる

アメリカで車を管理・運転する…

ましてや中古車を自力で購入して愛用するとなると、
必然的にクルマのことに詳しくなります。

より正確に言えば、
そうでないと運転者としてやっていけません

筆者自身、日本やハワイに居た時などは
クルマに関しては完全に素人でしたが
自分自身で中古車に接していくにつれて
最低限の知識は身に着けることが出来ました。
こんな記事は一応書けるくらいに

アメリカでクルマを所有するにあたって
大切になってくるのは、
いかに自分の車を自己管理できるかにかかっています。

もちろん、オイルやタイヤ関係等自力でてきない事は
メカニックにお任せでも構わないのですが、
自分の車の状態が全く分からない」というのは避けるように。
せめてボンネットの開け方ぐらいは知っておこう

 

➉ やっぱり日本最高やと気づく。

こと中古車に関しては、
日本ってホント恵まれてますよね。

筆者も中古車を買うとき、
日本から直接持ってくるのが一瞬頭をよぎりましたからね。なお輸送費

 

おわりに

日本的感覚でいってしまうと思わぬ大ケガをしてしまう
アメリカ中古車あるある」、いかがでしたか?

要望等あれば、
今後この「アメリカ○○あるある」も更新頻度を増やしていく所存です。

最後に一つ。

国や地域に関係なく運転中は
シートベルト、締めよう!

 

ではでは、今回はこんなところで。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。
ご意見ご質問等ありましたら、「お問い合わせ」まで。

…筆者、透佳(スミカ)
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