どうも、こんにちはスミカ(Rick)です。
今回のテーマは、
ズバリ『野村克也』さんです。
このブログを読まれるような方なら
半ば説明不要と思われる
日本プロ野球歴代ナンバーワン捕手です。
そしておそらく、
最も筆者の人格形成に影響を与えた内の一人。
早い話が、信者なんです。
さて、今回のこの記事では
そんなノムさんの数々の名言の内
特に筆者の人生観を変えた名言を
筆者自身の現在の哲学を交えて解説する事で
就活用の自己PR文ぼちぼちまとめて書こう…
という要は手の込んだ手抜き自己紹介記事です。
あまり筆者の事を知らない方は、
先に本ブログの
英語学習や海外留学に関する記事を
読んでいただいた方が
より理解が深まるかもしれません。
まあ、なんでこんな
100%自らの意見記事を書くかって
抑えきれない自己顕示欲ですよ。ハイ。
まあ後は筆者自身の内省です
さて、という訳で今回は
生涯一捕手に学べ!
「野村克也の人生論」珠玉の名言10選+解説
それでは、どうぞ。
各引用は「野村克也 名言集」から
1.苦労とは、
「しなくてもいいこと」で苦しむことをいう
Suffering means to suffer for ‘you don’t have to.’
私は「全く苦にならず、むしろ楽しく出来る仕事」
を最終的に就く仕事の理想としています。
これは決してラクをしたいという意味ではなく、
どれだけ打ち込んでも苦にならない程に
自分に合った天職を見つけたい…という意。
そして今筆者自身が一番迷っているところ
それどころか、
自分が好き好んで選んだ道であれば
そこに「苦しみ」などある筈がない。
むしろ、そのような「難しさ」こそ
自分を伸ばし・叱咤し・深めてくれる
「面白い」成長の機会だと考えています。
「疲れたな」「大変だな」「イヤだな」
なんて言って仕事をしている内は
その仕事は人生の時間の無駄遣いです。
本当にそう思っているなら、
そんな「苦労」の多い仕事はさっさと辞めて
自分の好きな仕事に就けばいいでしょう。
人間は、皆が思う
「正しい」事をするために生まれたのではなく、
自分自身主導で好きなコト・幸せなコトを
するために生まれてきた存在です。
生意気な理想論かもしれませんが、
上の文章を読んで
「だって」「でも」という言葉が出てくるなら
その人生はその程度ということです。
2.貴い知識・本質は
いつの世でも、本来、単純明快である
Valuable knowledge and nature are always, primarily simple and clear.
より多くの人の胸に突き刺さるものって、
やはり短いながらもドスッとくる様な
そんな一撃の威力が必要なんですよね。
誰が言ったかはてんで忘れてしまいましたが、
日本のとある芸人さんが
こんな事を言っていたのを思い出しました。
『そのお笑い・そのネタを
「何故面白いか」を説明することほど、
つまらないものはこの世にはない。』
これは、本質を鋭く衝いています。
これも理想論かもしれませんが、
「なぜ価値があるか」
「なぜ面白味があるのか」を
延々と説明しなければならないということは
それは結局つまらないということです。
ですが、その逆。
「本当にいいもの」であれば、
その価値の証明に言葉は要りません。
ただ、認識が必要なだけです。
スマホなんかが良い例でしょう。
「なんで持ってるんですか?」
ともし言われたら、
「生きるのに必要だから」。
それだけです。
筆者自身も、この位の「重さ」を
未来に残していきたいですね。
3.人間の最大の悪は何か。
それは鈍感である
What is the worst evil in humanity? It’s insensibility.
特に日本においてですが、
自分自身で考えも感じも察しもせずに
ひたすら他人に責任転嫁するような人は、
付き合わされる側にとってはまさに最悪です。
そのような「鈍感な人」は、
出来るだけ人生から遠ざけようとするでしょう。
非常に恥ずかしいことですが、
過去の筆者自身がまさに「鈍感」でした。
- 「何でこんな事を言われたのか」を考えない。
- 「相手がどう思っているか」を感じようとしない。
- 「自分の周りで何が起こっているか」を察しない。
こうやって文字に起こすと
改めて実感・痛感しますが、
まさに人災です。最悪です。
そもそも、鈍感でいると
何が悪いかにも自力で気付けないので
同じ失敗を何度でも繰り返します。
何か失敗をしたんだな、と気付いても
それが何かを考えた試しが全くないので
その改善など夢の夢です。
現在でも筆者は未だ鈍感の類ですが、
今はまだそれを自覚している分
よく注意観察する・自省する等対策は打てますから
これでも昔よりは随分とマシになりました。
どんな状況においても、
アンテナを常に張っておくことと
受け取った情報をよく考えることは
人として結構大事なんですね。
4.便利は弱い、不便は弱い、
器用は弱い、不器用は強い
Convenience is weak. Inconvenience is weak.
Handiness is weak. Unhandiness is strong.
ノムさんご自身も元来不器用でありながら、
野球界において
数多の記録・記憶を打ち立ててきました。
なぜか。
「人より不器用である」
「人より凡才である」事を自覚して、
人より策を弄して工夫しようとするから。
つまりは、
自分の劣った現状を嘆くのではなく
ならその分別の部分で上積みをすることで
人を上回ろうと努力が出来る。
こういった意味で、
不器用は「強み」だと思っています。
例えばノムさんご自身の話をすると、
どれだけ練習しても
周りの名バッターから話を聞いても
自力では2割5分打つのが限界でした。
3割打てば一流の世界に5%届かない
「何も考えずに感覚で打てる」ような
天才では決してなかったですし、
一流打者の見よう見まねが出来るほど
器用なバッターでもありませんでした。
では、どうするか。
「頭」を使ったんですね。
その過程や中身等語り出すと
それこそ一記事使ってしまうので
詳しくは後日ということにしますが、
「頭で考える・分析する・予測する」ことは
当時の打者は誰もやっていませんでした。
もし、これが
何事もそつなくこなせる器用な人であれば
このような視点は生まれなかったでしょう。
例えれば、
「こんなことが出来ない!」
「これがもっとやりやすくなればいいのに…」
というニーズこそが
得てしてヒット商品を生んできました。
不器用を乗り越えようとする
プロセスこそ尊いと、筆者は考えます。
5.その人間の価値や存在感は、他人が決めるのである。
人間は人の評価で生きている。
自分の評価より、他人が正した評価の方が正しいのである
The person’s value and presence are judged by someone.
People live with someone’s evaluation.
Someone’s evaluation is more right than your own.
あなたの人生を決めるのはあなたではなく他人です。
どういうこっちゃ…と思う方は
日頃筆者自身もよく自問している
この質問を考えてみてください。
特に社会人の方々
あなたが今貰っている給料の額は、
誰が決めたものですか?
いかがでしょうか。
あなたではない、他人ですよね。
そりゃあ、もちろん
「この位働いたから、今日は100万円にしよう」
とか自分で決めて本当に貰えたら、
それ程素晴らしいことはありません。
ですが。
- あなたを認識するのも。
- あなたを評価するのも。
- あなたにお金を払うのも。
結局は、他人なんですよ。
もし、あなたが会社の経営者だとしても
商品を買ってくれなければ商売が成り立たない以上
その値段を決めるのは消費者ですよね。
つまり、この摂理からは逃れられません。
だからこそ。
人は他人に生かされています。
この事実がある以上、
謙虚さを忘れるわけにはいきません。
もちろん、そんなことない!と抵抗した挙句
死後になって評価されるのも悪くはありませんが、
せっかくなら
生きている内に幸せになりたいですよね。
それと、もう一つ。
「お金は一番大切なものじゃない」
のは確かに確固たる事実なのですが、
そう言えるようになるためには
ある程度のお金が必要になるのも
この世の真理だったりします。
6.希望を抱け。
強い希望が、自分を好循環にしてくれる。
「人生をどう生きたいのか」、「どういう人間になりたいのか」
と強い希望を抱くことが大事
Hope desire.
Strong desire makes you have a better cycle.
It is significant to hope strong desire:
“how you want to live,” “what type of person you want to be.”
さて、話を理想論に戻します。
いやどっちも大事なんだけどさ
これは、シンプルに
「他でもない、自分自身の人生は
自らが主人公になって生きろ」ということ。
目標・野望・大志…
そういったものを自分で持つからこそ、
「さあそこまでどうやって行こうか」と
自ら考え・実行する事が出来ます。
これがいわゆる原動力であり、
まさに「自分の人生を生きている」
ということにそのまま繋がります。
このブログで綴っているような、
英語学習や海外留学だってそうです。
語学や学位といった「道具・モノ」だけではなく
そのもっと先のゴールを見出さないことには
その経験は価値あるものにはなりません。
ましてや、周囲の他人に
「この方が良いよ!」と言われ
流されるままの人生を送ってしまえば
そこにもはや「自分」は生きていきません。
「自分はかくあるべきか」
と日々自問自答し、追求することに
あなた自身の人生があります。
7.自分を幸福にできるのは、自分自身意外にいない。
自分自身が人生の支配者なのだから
No one can make you happy but you. Yourself is a ruler of your life.
これは、先ほどの引用とも繋がります。
結局のところ、人は
他人の人生にそこまで興味がありません。
もっとさっくり言うと、
そこまで他人の責任を負いたくはありません。
別にこれが悪い、とかではなく
どうしようもない自然の摂理なのです。
このブログでも何回か書いていますが、
人間は最終的には
皆がそれぞれ孤独な存在です。
「自分自身の人生を歩める」
という自由を手にする一方、
その責任を取るのもあなたのみです。
これを良い意味で捉えるか
悪い意味で考えるかは、
あなたの人生次第です。
8.この社会は、日々、変化していく。変化の連続である。
その変化をいかにして捉え、対応していくことができるかが、
紙一重のところで勝負を分ける要因となる。
あるいは、その人間の成長につながっていく。
変化に対応できないものは、滅びるしかない
This society is changing day-by-day.
It changes continuously.
How you view the change and whether you can adjust become factors deciding if you to win or lose in a very fine line.
Those who cannot deal with change have no choice but dying out.
少し長めの引用ですが、
重要なことなので解説します。
先述の「鈍感」の項でも少し紹介しましたが、
自らを成長・アップデート出来ない存在は
いずれ生存競争に負けて消えていきます。
どんな国の歴史を紐解いても、
どんな業界の流れを振り返っても
これは共通の運命のようです。
この引用に関して、
ノムさんはこうつけ足しています。
『強いから生き残ったのではない。
変化に順応したから生き残ったのだ。』と。
そもそも、厳しいプロ野球の世界では
自分が日々練習を積むように
相手もまた日々進歩していますから、
それに対応しないことには
勝負の世界では通用しなくなります。
そしてもう一つ、
某ライターさんが書いていた
こんな一節を紹介します。
新進気鋭の巨人ファン
『変化することを拒んだ瞬間、
そのジャンルは演歌になる。』
9.迷ったら原点、
不調になったら原点
Origin when lost. Origin when struggled.
「初心忘るべからず」という諺もあるように、
いざという時に帰る場所があれば
そこからまたいつでも再出発出来ます。
- 自分のスタイルを見失ってしまった…
- どうも最近、やる気が湧いてこない…
- 将来の理想像が見えてこない…
この様な時は往々にして、
元々それを始めたキッカケや
崩す前の元の型にこそ答えがあります。
まあ
半ばその場のノリでミシシッピに来たような筆者は
ここではほっとくとして、
何かが立ち行かなくなった時の答えは
原点・シンプルに帰ることだったりします。
例えば、このブログの今の運営理由は
「筆者のような人生を二度と他人に歩ませない」
ですから、
筆者の味わった後悔や失敗を教訓として
こうしてブログに綴る事が出来るわけです。
10.敵は我に在り
Yourself is your worst enemy.
最後に、
ノムさんの引用の内代表ともいえるものを。
自分に一番甘いのは、自分です。
自分自身に打ち勝たない事には、
何も始められませんし
成し得る事もかないません。
かの伝説の剣豪宮本武蔵も、
真のナンバーワンを極めるために
勝つべき対象としていたのは
他でもない武蔵自分自身でした。
言うまでもない事ですが、
自らを一番あっさり止められてしまう
強力な存在は、自分自身です。
- 「やめとこう」
- 「出来ないよ」
- 「サボろうか」
そしてこの際の問題が、
よほどあなたの事を気にかけてくれる人でない限り
誰もあなたを注意も喚起もしないこと。
誰にも邪魔・妨害をされない
この世で最も自由な心は
あなた自身の心ですが、
最も責任が伴うのもあなたの心なのです。
おわりに
10コじゃ足りんわ。
たまには、このような
「筆者はこういう意見の人だよ!」
という記事も書いてみたかったのです。
もし、この記事を通じて
もっとノムさんの哲学に触れたくなった方は
ノムさんの本、買おう!(露骨な宣伝)
ではでは、今回はこんなところで。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。
ご意見ご質問等あれば、「お問い合わせ」またはコメントまで。
筆者、スミカ(Rick)
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【追記:2020/2/11】
2020年2月11日、野村克也さんは84歳でその生涯を閉じられました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
上の10選には入っていませんが、
私の人生で一番辛かった頃、私の心に刺さったこんな名言があります。
『上を向いて進め、下を向いて暮らせ、過去を思い出して笑え』
天国で、またお2人でゆっくりしていただければ幸いです。
スミカ(Rick)
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