どうも、こんにちは透佳(スミカ)です。
今回のテーマは『アメリカ留学における洗濯』。
寮生活を今回は想定しています
環境も勝手も日本とは全く異なるアメリカ。
だからこそ、常日頃の生活の一部である
洗濯一つにとっても
違いや驚きが待っているものなのです。
今回は、そんな
洗濯にこそ戸惑う!?
アメリカ留学生活「ランドリーあるある」10選
こんなあるあるネタをまとめてみました。
実際の留学生活に際する
筆者の経験・アドバイスも併せてご覧ください。
それでは、どうぞ。
①ある意味当然だが、自分の洗濯物は自分で洗濯する。
「留学生活に伴う生活の変化」のうち、
まさに最たるものが洗濯ではないでしょうか。
今までは家の人がやってくれてた人、
たまに家事としてやらされてた、
他の人の分までやってたよ…なんて人も含めて
「自分のものを自分で洗濯する」ことになります。
そして、自分一人での生活で
自力でやってみて気付くんですが
洗濯ってすごい大変なんですよね。
- 時間はかかるし。
- 手間はかかるし。
- お金もかかるし。
- 日本とは勝手が違うし。
- モノによっては手洗いだし。
こういった日々の習慣において
「一人」を経験することも、
留学生活で得られる学びの一つになります。
②ランドリーまで持っていくのが面倒。
アメリカ国内の大学における
ほとんど全ての学生寮においては、
ランドリーが寮部屋の近くにありません。
同じフロアの一角なんてのはまだ良い方で、
大抵は建物の一階にまとめてあったり
上下の上り下りが必要だったり、
ここUSMはなんと別棟の離れだったりします。
寮から5分は歩く
となると、大変になるのが
いかにそこまで洗濯物を持っていくかなんですよね。
衣類って、まとめると案外重いんです。
洗濯機がすぐそこにある状況なら
何も考えなくてよいのですが、
留学生活ではこうはいきません。
その「運び方」の例を紹介しますと、
- 洗濯かご。
王道。車輪がついてるモノもある - ランドリーケース。
いわゆる大袋。抱えて持っていく - スーツケース。
邪道?でも実は凄いラク、筆者はこれ
こういった面でも、
日本では味わうことのなかった
状況に苦心することとなります。
ちなみにこれらは全てアメリカ国内で購入出来ます
③デカい。なのに速い。
日本での洗濯ペースは
もう少しこまめなのが大半ですが、
アメリカでの留学生活となると
週一回が基本となります。
まあ別にそれ以上やる分には
全く構わないのですが、
日本の洗濯機よりもかなり大きいので
ある程度ため込んでも入ってしまうんですよ。
留学中の筆者の洗濯ペースも週一でしたが、
幾つかの洗濯機・乾燥機に分配すれば
問題なくこなすことが出来ます。
流石に全部一機一回はキツい
それなのに、一回あたり
- 洗濯機…約30分
- 乾燥機…約45分
日本でこれらを経験された方ほど
よく分かる話なんですが、
量の割には速すぎるんですよ。
これに関しては、さすがアメリカ。
④「洗濯ネット」という概念がない。
少なくともアメリカにおいて、
洗濯ネットを使う文化はほぼありません。
例外として下着が挙げられますが、
本当にそれくらいです。
挙句の果てには、ネットなしでそのまま
乾燥機までフルコンボしてしまうので
一部の服が本当に大変なことになります。
アメリカの洗濯機・乾燥機が
「粗い」と言われるのは事実ですし、
何かしらの対策は必要となります。
そこで、洗濯ネットです。
- 他の服との絡まりを防ぐ。
- 他の服への・からの色移りを防ぐ。
- 洗濯機・乾燥機内の汚れから衣服を守る。
とりあえず使っているだけでも、
これだけの効果を発揮してくれます。
一つ問題なのが、アメリカ国内において
「洗濯ネット」というものを
日本製品スーパーでしか未だ見たことがないので、
留学に際しては絶対に忘れずに。
予め大量購入・持参をおすすめします
⑤掛かる費用に、その大学の懐の深さがにじみ出る。
先ほども少し触れましたが、
ランドリーでの洗濯は原則有料です。
そのお値段は、大学によって
本当にバラバラなのが特徴です。
洗濯機・乾燥機一律1ドルだったり、
その2つで値段が少し異なったり
場所によっては倍以上の所もあります。
ちなみに筆者が出身のUSMは、なんとタダ。
そのため、キャンパス外に住む生徒の中にも
車でランドリーまで来るツワモノが居ます。
洗剤だけを用意すればよい
要は、ここでの値段設定によって
- 単純にお金がないから、高いのかな?
- それとも、最近建てた分の回収かな?
- ランドリーの分は優しさなのかな?
という、実は
大学のケチ具合を垣間見ることも出来ます。
偏屈な視点だとは思う
そして、もう一つ注意点が。
カードで支払うようなハイテクでもない限り
ランドリーの支払いはコイン、
つまりはクォーター(25¢)です。
これに限った話ではないですが、
アメリカで生活する以上は
常にクォーターは使う運命にあるので
切らさずに一定量は持っているようにしましょう。
両替可能なランドリーもあります
⑥洗剤のチョイスに、その人の個性がにじみ出る。
自分一人で洗濯をする訳ですから、
当然洗剤も自力で調達する必要があります。
その様子を見ていると、
その人が選ぶ洗剤のチョイスとその人自身の個性や性格には
見事な相関性がある・・・と筆者は勝手に思い込んでいます。
少し真面目な話をすると、
自分自身が日々着ている衣服を
キレイにするのが洗濯なのですから
人生において重大ではない道理はありません。
さて、アメリカの洗剤でメジャーなのが
- Tide
P&G製の超王道。困ったらコレ - Gain
香りの良さ重視。そして長持ち - Snuggle
クマちゃんのやつ。マイルドで優しい
種類は非常に豊富ですが、
敢えて例を挙げるとしたらこれら。
そして最近伸びてきているのが、
洗剤・柔軟剤その他諸々が
小さな一個に詰まったジェルボール型のTide Podです。
食べることもできる(できない)
いかがでしょうか。
- 良く言えば無難、悪く言えば置きに行っている
- 自分のお気に入りの香りでモチベアップ!
- 長く着るものだから、お手入れは大事に…
- 何も考えたくない(タイドポッドポトー
この様に、
その人の性格の一端を見ることが出来るのが
どの洗剤を使っているかなのです。
ちなみに筆者自身は、
日本から持参してきている
コンパクト洗剤・トップHYGIAを
かれこれ数年間は使っています。
アメリカ国内の物をつかうか
洗剤は日本製に拘るか…
ここにも、その人となりが見て取れるようです。
ちなみにアメリカの洗剤を使ったといって
服がダメになるわけでは決してありませんが、
筆者は日本に居た頃から
自分の服「だけ」を自ら洗濯していた関係で
無駄に拘りがあるだけです。はい。
⑦操作方法がシンプル「すぎる」。
初見では、相当戸惑うかもしれません。
あれこれ細かく調整出来る
日本の洗濯機・乾燥機と違って
アメリカのはやたらシンプルです。
洗濯機に関しては、
- Hot
- Warm
- Cold
というように、水の温度調整のみ。
そして乾燥機も同じく、
- Hot
- Warm
- Delicate
という温度調整があるのみです。
何も考えなくて良いと言えばそうなのですが、
例えば衣類の種類選択や
洗い・すすぎの回数調整なんてのは出来ないので
特に最初の内は怖いかも。
一応の目安としては、
- Hot…アメリカで買ったような有象無象
- Warm…日本から持ってきた衣類
- Delicate…大切な衣類
例えばこのような区分が出来ます。
人によっては「全部Delicate!」という人もいる
逆に言えば、
汚れ具合や衣服の種類選択など
オプションが選べる洗濯機はかなり希少ということ。
寮なら尚更。
⑧「柔軟剤シート」が最強。
筆者自身の留学1年目のこと。
当初、筆者は特に気にしていなかったのですが
周りの生徒…特に女子の皆さんが
異口同音にこう言っていました。
- 「なんか乾燥機終わりの服が臭い」
- 「そもそも乾燥機内がなんか臭う」
- 「結構、静電気がパチパチ強い」
そして、それらの対策として
(主に)彼女らが使っていたのが
いわゆる柔軟剤シートです。
英語では「Softener」
- 衣類同士の静電気を防止出来る
- 衣類の嫌な臭いを防ぎ、良い香りをつける
- ふっくら仕上げる
乾燥機のスイッチを押す前に
衣類の上にシートを置いておくだけで
仕上がりが全然違う!と話題に。
筆者も後でためしに使ってみましたが、
それだけの効果はちゃんとありました。
そして留学が終わるまで使い続けました
そこまで高い物でもないので、
アメリカで乾燥機を使う際はぜひ導入してみてください。
ちなみに、
「オレからすればまだ地味すぎるくらいだぜ!」
という屈強な皆さんに向けて
アメリカにはこんなものがあります。
それがこの
Downy Unstopablesに代表される
洗濯用の香りビーズ。
洗濯機を回す前に投入する
完全に香りつけ専用の代物であり、
少量でも絶大な威力を発揮します。
ちなみにふざけて量を間違えると、
その服を着ている一日中どころか
次の洗濯の日まで香りが止まりません。
まさにUnstoppableなので、
くれぐれもご利用は計画的に。
⑨干さない。
干しません。
アメリカにおいて、
「洗濯機に入れる」ことはほぼそのまま
「乾燥機に入れる」ことを意味します。
干すという文化が無いんですね。
干せるようなベランダもないですし、
そもそも干すという行為自体が禁止な場所も少なくありません。
どうしてアメリカの典型的服装が
「Tシャツにジーンズ」なのかと言えば、
乾燥機まで放り込めるからなのです。
ですが、日本から来られるような
シャレオツな皆さんはもちろん
守るべきものがあるでしょうから、
いかに干すかを考えるでしょう。
方法は、あります。
筆者自身も、留学中はそうしていました。
それは、日本から持ち込むなり
アメリカで現地購入するなりで
車輪がついていてかつハンガーが掛けられるような
物干しスタンドを用意することです。
これは実はアメリカでも購入可能
これさえあれば、使う洗剤を選ぶとはいえ
日本通りの部屋干しが可能となります。
この場合は日本の洗剤の方が良い
え?
寮部屋で干すとなると
ルームメイトに何か言われるって??
はて…なんのことやら…
➉勝手に人の洗濯物に手ェ出すなや。
POP TEAM EPIC©TAKESHOBO Co.,Ltd.
なっかゆっび♪ た~てるんだ♪
あ、すいません。
日本のランドリーでも
起こりうると言えばそうなのですが、
アメリカは本当に容赦がありません。
洗濯機ないし乾燥機が空いていない時、
もし終わっているものがあれば
現地民は高確率で引っ張り出します。
そしてそれをテーブルにぶちまけるなり
カゴにほっぽっとくなり
乾燥機の上に放置するなり
最悪は床にまき散らすなり・・・
もちろん全員がこうとは限りませんが、
自分の洗濯物を人に触らせると
ホントにろくなことが起こりません。
タイマーを使って
適時に戻ってくるのも良いですが、
一番はその場から離れないこと。
幸い、普通のランドリーであれば
テーブルやイスといったものは用意がされているので、
パソコンやスマホを持ってくるなり
本を読むなりで待機しているのが理想です。
改めて、もう一度。
どんな神経があれば他人の洗濯物にさわれるんや。
他人の洗濯物を引っ張り出しながら
おわりに
さて、今回のあるある
「アメリカ留学・ランドリーあるある」
ご共感いただけたでしょうか。
その仕組みからルール・細部に至るまで
日本のそれとは勝手が違います。
留学を志す際には、こんな面も
抜かりのないように準備をしましょう。
ではでは、今回はこんなところで。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。
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…筆者、透佳(スミカ)
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