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W.A. #22『なぜ海外留学に外国語習得を求めてはいけないの?』

Word. Answer.

スミカさんのブログを見ていると、
「留学では『言語の向こう側』を目指すべき」
という考えをあちこちに見つけることができます。
ですが、海外留学をする主な目的の一つとして
外国語習得は欠かせない要素だと思うのですが、
どうしてあえてそこは「通過点」としているのでしょうか。
『向こう側』についても詳しい解説をいただければと思います。

(埼玉県・学生・Uさん・女性・16歳)

本来、
外国語習得は必要悪であると考えているからです。

簡単な話ですが、
「母国語が世界における公用語ではない」
というのは日本にとって大きな損失です。

世界における公用語、というのは

  • 英語
  • フランス語
  • ロシア語
  • 中国語
  • スペイン語
  • アラビア語

以上6言語のことだとしましょう。
(国際連合における公用語)

これらの言語が母国語である国の出身者は
外国語を学ばずとも生きていける訳です。

実際には彼らの内の多くは
英語などの別の外国語を学んでいるのですが、
基本的には
「外国語を勉強する時間」を
「母国語で他の何かを勉強する時間」に充てられます。

ところが、
日本を始めとする母国語が「弱い」国々は
それらの外国語を勉強しないことには
世界と交流していくことは出来ません。

「でも日本で生活している限り、
外国語なんていらないんじゃないの?」
という考えは間違っています。

特に日本という国は、
資源的・経済的な面を中心に
他の国と交流をしなければ国が回りません。

例えばエネルギーを全て日本国内で賄うとなると、
江戸時代並みに生活水準を下げるか
原発を日本中で稼働させなければなりません。

ここでは原発の是非を話している訳ではありません。

それだけ、日本は
国際的に「追う立場」であるということです。

もちろん、理想は
「日本と関わるんだったら日本語勉強してきてね」と
あらゆる分野で言えるようになることです。

実際、こうした分野や個人も
日本には若干数存在します。

ですがマクロの視点で見れば、
日本は「外国語を勉強しないといけない立場である」
という事実にUさんは首肯されるでしょう。

さて、海外留学の話です。

例えば英語でいうと、
英語圏の人々にとっては
英語が話せるという事実それ自体では
特に何の意味も持ちません。

それが当たり前だからです。

そして日本を始めとするアジア諸国でさえも、
「外国語を話せること」それ自体だけでは
これからは特に珍しくなくなっていきます。

日本が一番時間を要するでしょうが、
「英語が話せるの?すごいね!」ではなく
英語も話せないの?すごいね…」になる時が必ず来ます。

先述の通り、
そうでなければ日本が潰れるからです。

それでも英語が話せない・話したくない人は、
追われる立場でビジネスが可能な人を除き
英語が話せる人に養ってもらわねばなりません。

そうなると、大切になるのは
英語それ自体を勉強する段階から
英語で」勉強・仕事をするステージに
上がるということです。

留学を検討されている以上
Uさんもご存知だとは思いますが、
例えば以下の分野は現在の日本の高等教育において
メインストリームではありません。

  • 経営学・経済学・金融工学
  • ノーベル賞クラスの自然科学
  • スポーツビジネス

ですが、これから国を発展させていく・
個人として幸せな人生を築いていくためには
必ずや触れておかねばならぬ分野でもあります。

もっと勉強しなければいけないことが沢山あるのに、
言語の段階などでつまづいている場合ではありません。

より正確に言えば、
外国語習得などで満足している場合ではなく
その外国語を使って現状の日本・普通の日本人には
出来ないこと・出来なかったことをするのが
「外国語」という道具を手にした者の責任です。

例えば英語を習得して初めて、
先述の世界公用語を母国語とする人達と
同じスタートラインに立てるのです。

その際、外国語とはただ単に
コミュニケーションにおける媒体に過ぎず、
その段階をクリアしたら次は
その「中身」を鍛え上げなけばなりません。

それこそが、海外留学において
「専攻」として身に着けるべきものなのです。

そして、最後にもう一つ。

単に外国語を習得したい「だけ」なら、
海外に出てまで勉強する必要性が
どんどん薄れていっています。

オンライン英会話やその類の塾どころか、
本屋で教材を買ってきての独学のみで
外国語を実用レベルまで持っていってしまう人も、
私の周囲でも複数登場しています。

流石にそこまではいかなくとも、
日本国内で初歩・基礎をガチガチに固めた上で
初めて海外に渡った方が、
現地での伸びもより大きいものになります。

「外国語を習得するには海外に出ないと!」
というのが通じなくなってきているのです。

その次の段階において大切なのは、
「英語を」ではなく「英語で」です。

その際、Uさんが生きる手段として
海外留学を真剣に検討してくだされば、
回答者としてこれ以上の喜びはありません。

 

回答、スミカ(Rick)

【追伸】
留学において言語習得を目的にしてしまうと、
実際に言語を習得したら
そこで留学が終わってしまいます。
「喋れるだけの人」は価値を生み出せませんし、
その人自体にも価値がありません。
『向こう側』、少しは考えていただけたでしょうか。

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