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W.A. #15『英語の学術論文を書く際に意識していることは?』

Word. Answer.

第12回にて私の質問にお答えいただいた際の
「エッセイの下限文字数は無くそう」
というスミカさんのご意見は新鮮でした。
確かに、「○○文字以内」で書くのは大変ですね。
そこでもう一つ質問なのですが、文字数に加えて
スミカさんが留学生として学術論文・エッセイを書かれる際に
意識されていることがあれば教えてください。

(東京都・学生・Kさん・女性・20歳)

いかに文字数・ページ数を使わないかです。

そして、如何にして
少ない文字数に書きたい事を圧縮して伝えるかですね。

より少ない文字数で
より多くの情報を伝えた上で
より多くの人を納得させる文章を書くには、
無駄なことは一切書けません。

つまり、文字数を減らして
その分だけ圧縮した文章に終始すれば、
それだけ説得量の高い論文になります。

学術論文の目的は
「人を動かす」ことですから、
分かりやすいものでなければなりません。

ナントカ理論とかナントカ原理などの
長くて難しい説明文を書き連ねても、
実際に人々の役に立つことはありません。

この世の真理は、常にシンプルで明快です。

なので、私が論文を書く際は
論文を書いているというよりは
コピーライターの気分で書いています。

長文は厳禁です。

実際に長いかどうかというよりは、
読者に「長い」と感じさせないことです。

そういう意味では、
いわゆる長編小説の名作における文章は
文量自体は長くても魅力的で面白いですから、
読者が「長い」と感じることはないでしょう。

その逆に、
いかに文字数を切り詰めたとしても
つまらない上に役立たずの文章だったら
どんなに短くても「長い」と感じます。

大切なのは読者目線です。

ちょうど一年前、私がUSMで
English Compositionのクラス内で
とあるエッセイを提出した際に、
講師の添削コメントの一つにこんなものがありました。

『一段落が短すぎる。もっと長くしろ』

一段落あたり、平均して
7~8行だったと記憶していますが、
もっと行数を増やせということでした。

正気の沙汰ではありません。

もっと長くしないとダメだ、というのは
ひたすら書き手側の都合であり、
読者にとっては読みづらくなるだけです。

今Kさんにお読みいただいている
私のこの回答の文章を、
同じ段落でダラダラ何十行続けられるとどうでしょうか。

ただただ、読み辛いだけです。

書き手の為に書いてしまうような文章は、
人に見せなんかしないで
チラシの裏にでも書いてください。

読者に失礼です。

この様な事を思いながら、
結局その講師の言うことには
以後一切耳を貸さなくなりました笑。

読ませる対象が根本的に違うのでしょう。

とはいえ、専門家に読ませる文章だとしても
やたら長くて難しい文章にすると
「ああ、誤魔化してるな」と一発でバレますので
どのみち得策とは言えません。

この様に、
「一つ挙げろ」と言われたら
以下に文字数を使わないか・圧縮するかです。

次点でソースの使い方です。

何か新しい理論を提案する訳ですから、
それなりの信頼性・信ぴょう性が必要になります。

そこで、
「このソースは○○だと言っている。
つまりは、△△ということを表している。
よって、私の意見は正しい!」を地で行くための
ソースの活用が欠かせません。

例として、以下のような文章においては
ソースを使うことが必須になります。

  • 筆者以外の誰かの体験や実験内容
  • 筆者以外の誰かの考え方や理論
  • 業界用語等、詳しい説明が必要な情報

逆に、以下の場合は
ソースを使う必要はありません。
(より正確に言えば、使ってはいけません)

  • 筆者自らの体験・経験
  • 筆者自らの考え方や理論
  • 一般に広く知られる情報

学術論文・エッセイというのは、
本質的にいえば
いかに筆者自らの意見を正当化するか」ですから、
ソースを使わない部分が主です。

それを支える従となるのが
筆者以外の意見や実験・調査・事実となります。

主役は筆者自身です。

ここさえ外さなければ大丈夫です。

まとめますと、

  • 文章の量を削り、質を上げる
  • 自らの意見をサポートするためにソースをうまく活用する

この記事を書く前に
久々に長いエッセイを書きましたが、
本質的に意識しているのはこの2つだけです。

話・理論の組み立てやソースの引用法なんてのは
後からいくらでもフォローが効きます。

ですが、この2つだけは
絶対に外してはなりません。

 

回答、スミカ(Rick)

【追伸】
こんな考え方をしてしまっているので、
英語の論文はAbstractとThesis、Conclusionにしか興味がありません。
細部はどうしても必要な時だけしか読みません。
それらを引用する際も同様です。

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