「『ヴ』という発音表記」experienced。

ノンフィクション – experienced

「ウ゛ィ ウ゛ァ ル デ ィ」

凄まじいうめき声は甲だった。

まるで喉になにか
つっかえているかの様な発声だった。

乙はとりあえず
「うわあ…何コイツ…」
という目線を向けかけてそらしていた。

でも乙は甲に賛成だった。

ヴとはうめき声である。

ギャグマンガあたりの漫画に
よく出てきたのを乙はかすかに覚えていた。

「ウ゛〜〜〜 ウ゛〜〜〜」

甲は面白がって何回もうめいていた。

流石に先生に怒られた。

共鳴していた乙共々。

後に英語の授業になって、
乙は先生に聞いていた。

「この、ウ゛〜〜〜っていうの、なんですか?」

「はあ?」

その先生は、幼い遊びだと思って
何も理解しようとしていなかった。

数年後、乙は外国人の人前で
haveをハブと言って大恥を書くことになる。

 

…筆者、スミカ(Rick)

「『ヴ』という発音表記。」

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