世の中には大きく分けて勉強コースと才能コースがあると考えることができる。
社会の模範解答通りに学校に行って勉強して、学歴社会の中に身を投じる勉強コース。
学歴なんて一切関係なくなる代わりに、生まれ持った才能格差が剥き出しになる才能コース。
【追伸】
よく「勉強なんてやりたくないから◯○として成功する」と言う人がいるが、
大分類として学歴なしで成功を目指すコースは超・ハードモードであると覚えておくといい。
プロスポーツ選手・クリエイター・芸術家・芸能人・YouTuber…等々、学歴不要の職業のことだ。
(無論ないよりはあった方が良いがその話は割愛する)
なぜ超・ハードモードかというと、
その人の生まれ持った才能で全て決まるからだ。
これはプロスポーツ選手で考えると一番分かりやすい。
一番努力して、一番練習した人がプロ野球選手になるのではない。
才能があって、その上で死ぬほど努力して初めてなれるかもしれないのがプロ野球選手なのだ。
SNSなどにこういうことを面と向かって書き込むと炎上する可能性が高いが、
才能がない人はいくら努力しても無駄なのがこの「学歴不要」の世界である。
才能がある人の中から選抜してプロになれるかどうかが決まるのであって、
ではプロとして活躍できるかどうかはまた別問題だし
才能がない人はもう最初からお話にならない。
いくら幼稚園の頃から勉強なんて一切やらずに野球だけに打ち込んでも
才能がなければはい終わり、というのが学歴不要の世界なのだ。
全てを捨てて野球だけやってきた人間が、プロになれなかったとしよう。
さて、この人はこれから長い人生をどうやって生きていくのだろうか。
ロクに学歴もないから、まともな会社に就職するのは無理だ。
野球「関連」の仕事で一生ごまかすしかなくなる。
このように、才能コースというのは
その道でプロになれなかった場合一切の潰しが効かない。
なぜならそれだけに全てをかけてきたのだから。
これに対して、勉強コースというのは潰しが効く。
大半の場合「勉強コース=サラリーマン」だから
自分が100%やりたい仕事はできない可能性が高いが
一定の学歴があれば必ずどこかしらに仕事がある。
社会人として貰える給料も平均すれば勉強コースの勝ちだ。
しかも勉強は求められる才能の比重が少ない(ゼロとは言っていないが)。
概して、理系科目は才能だが文系科目は暗記と気合だ。
英語講師の私から言わせてもらえば、
少なくとも英語は正しい勉強法さえすればあとは暗記と気合でどうにかなる。
国語と社会も正しい勉強法をすればあとは暗記と気合である。
もし才能がなくて文系科目に逃げようが、現代では立派な「大卒」だ。
暗記と気合に逃げられる・暗記と気合でどうにかなるのが学歴社会なのだ。
これが気合だけではお話にならない才能コースとは真逆の点である。
以上の話を読んで、
「私には間違いなく選ばれた才能があるので才能コースで行きます」
と思うのなら迷うことなくその道を突き進めばいい。
心から応援しよう。
だが、
「私にはその才能があるのかな…」
と迷っている人は100%才能がないということだから
大人しく模範解答通りの学歴社会コースで生きていくことを強くお勧めする。
食いっぱぐれたくないのであれば。
…筆者、透佳(スミカ)
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