Lifestyle:孤独になると、買い物で浪費しなくなる。

孤独の留学

群れるといつも以上に浪費するという事実をここではお伝えしたい。

例えば複数人のグループでショッピングセンターに行く場合を想定しよう。

これは以前知り合いの女性から聞いたことがあるのだが、

特に女性という生き物は「見栄で買ってしまう」習性がある。

一人で買い物に来ていれば絶対に買わなかったようなものを、

集団だとその場のノリや雰囲気のようなものを感じてつい買ってしまう。

「あの子、凄い」と思われたいがために買ってしまう。

「集団でいた方が間違いなく財布の紐は緩い」と彼女は断言していた。

これは女性のみならず、男性にも同じことが言える。

例えば新しいスニーカーを探しに来た場合、

もし気に入ったスニーカーが見つからなかったら

一人であれば「まあ後日でいいか」と諦めることができる。

だがこれが集団だとこうはいかない。

「これだけ付き合わせておいて、何も買わないの!?」

と言い出す人が集団の中から必ず登場するからだ。

とりわけ男性は

「買い物に行く=何かを買う(ウィンドウショッピングという概念がない)」

「何か買うものがあるから買い物に来たんでしょ?」

という思想が強いから尚更だ。

ここで買い物をやめづらい・断りづらい雰囲気が充満する。

そうやって一人で来ていれば買わなかったようなものを

「まあこれでケリをつけておくか」と買ってしまうのだ。

概して一人の時に比べると、集団だと冷静な判断が下せなくなる。

私の場合はハワイに留学していた時期があったから、この手の話はしばしば耳にした。

ハワイという土地を下げて言っているわけではないことを強調した上で言うと、

「この年にしてこの金銭感覚か…」という同級生は決して少なくなかった。

車やバイクを新車で買っている人がいた。

下手したら隔週ぐらいのペースで有名高級レストランに行っている人もいた。

私がかつてグループでショッピングに行った際も、

その中の女性生徒の一人が

「ちょっと行ってくる」

と言うから何事かと思って見てみたら

10分でスワロフスキーを買って帰ってきたということもあった。

余計なお世話ながら、

ちょっと将来が不安になるような金銭感覚の人もいたものだ。

一人で行動していても目一杯浪費してしまうような真性の人は別だが、

そうではない人は群れていたからこそ浪費していたのだ。

一人なら「まあこれはいいかな…」となっていたものを、

団体になった途端に

「いいね!買ってしまおう!」と

テンションが上がってお買い上げしてしまう。

こんなことは珍しくなかった。

これを防ぐ方法は一つであり、買い物は一人で出向くことだ。

一人の方が冷静な判断を下せるし、

群れて騒いでいると気付けなかった現地の文化も学ぶことができる。

怪しいぼったくりにも声をかけられづらいというオマケつきだ。

もちろん、そのグループの中で一人だけ車を持っていて

水やシャンプーといった生活必需品をまとめて買いに行くといった場合は別だが

そうでない場合は買い物は一人で行って一人で済ませよう。

 

…筆者、透佳(スミカ)

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