Culture:車は持つべき。一人での対処能力が身につくから。

孤独の留学

よほどの都会で徒歩圏内に全てがあるのなら話は別だが、

そうでない限り海外留学は自分の足がないと厳しくなる。

公共交通機関が日本並みに整備されている国はないからだ。

大学構内の学生寮に住んでしまえばとりあえず寮と教室の往復はできるが

流石にそれだけでは留学は味気ない。

ボランティアやインターンもあるし、

スーパーに日用品を調達しにいく必要もあるし、

たまには外食や買い物・観光もしたいだろう。

それらをこなすためには何かしらの足が必要になる。

ちなみに日本の田舎の広さを想像してもらえば分かるが

自転車でどうにかなるのは大学構内ぐらいのものなので、

本格的に動くとなるとやはり車が欠かせない。

特に孤独の留学を志す場合、ここで必要以上に他人の助けを借りてはいけない。

本当に初期の頃・留学1年目は仕方ないが、

自分が主導権を握れる足がないと動きづらくなる。

「ついでに連れてって」が毎回通用するほど他人は暇ではない。

という訳で自らの車を所有することが欠かせない。

車を所有するといいのは、自らの足が確保できることだけではない。

「留学生が異国の地で車を買う」というのが一苦労も一苦労なのだ。

それだけで一大苦労話・武勇伝になる。

新車なんて買えるわけがないから、中古車を探すことになる。

だがアメリカの場合、ディーラー経由だと中古車でも平気で10,000ドルを超えるため

留学生は必然的に個人売買や小規模店を狙うしかなくなる。

この時点で、

  • 自力でネット上で車を探す
  • 自力で連絡を取る
  • 直接そこまで出向いて、交渉する(自分の目での車の状態鑑定込み)
  • 落とし所が成立したら契約・支払いする
  • その後の税金や登録等の公的手続きを済ます

ここまで自分一人の力でこなすことになるのが確定する。

それ以前に運転免許をアメリカで発行する必要があるから、

(留学生含め、現地に長期間住む外国人が国際免許のみで運転するのは法律違反)

そのための出生証明書やら住所証明やら何やらの書類が複数必要になり

それら全てを英訳・役所のオフィスに持ち込んだ上で現地交渉になるからこれもタフだ。

さて、ここまでの苦労をしてめでたく個人の車をゲットしてもそれは始まりにすぎない。

普段停めておく駐車場は確保しただろうか。

普段使いするガソリンスタンドは見つけただろうか。

自動車保険には入っただろうか。

(アメリカは日本と違って購入時自動で入る保険というものがないから全て自前で準備)

メンテナンスをする際に行く用品店は見つけただろうか。

いざというときの修理やレッカーサービスはどこに頼もうか。

ちなみに私はミシシッピ留学最初の1年で3回パンクしたから、

その度にどこに連絡して、どこに持っていってもらって、どう復旧させるのかも自分で考えることになる。

もしかしたら他人を乗せることもあるかもしれないから、

その時に備えて車内を掃除したり洗車したりしているだろうか。

こうやって文字に起こしてみると分かるが

車の所有はあまりにも面倒臭い。

これら全て外国かつ英語である。

だがその価値は間違いなくあるし、何よりも問題対処能力が身に付く。

まずは日本で運転免許を取るところから始めよう。

私はアメリカで初めて免許を取ったが、

その上で言うと習うことに関しては日本の方が環境は良い。

 

…筆者、透佳(スミカ)

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