一人で集中して勉強するために、隠れ家的な場所を発掘するべきだという話は先ほど触れた。
図書館・自部屋はもちろんのこと
いざという時はホテル(モーテル)も抜群の効果を発揮するから、
いざ必要に迫られた際はぜひ検討してもらいたい。
海外留学は自習の出来で決まると言っていい。
留学序盤〜中盤は授業で課される大量のリーディング(長文読解)が壁になるし、
ライティング(英作文)も留学を通して常に求められる。
それらに加えて、専攻にもよるが何かしらの卒業論文・制作があるから
それも一人で静かに集中できる時間と空間が不可欠だ。
一人でそれらに向かう自習の時間に
どれだけの学習環境を用意できるかで勝負は決まる。
今回は図書館や自部屋以外に検討の価値がある3つの場所を紹介しよう。
一つ目は、学校併設のもの以外の図書館である。
図書館のない大学はない。
そして図書館は一大・自習スポットとしての役割もあり、
特にテスト前には数多くの生徒が集う。
ただそれは裏を返せば常に誰かと会う可能性があるということであり、
また混雑してしまう可能性も非常に大きい。
それだけに、その地域の図書館など
大学とは直接関係のない図書館が近所にあってかつ開放されている場合は穴場になる。
日本の公共図書館と同じく様々な人が行き交う(絶対数は少ない)から、
より邪魔をされない確率が高まるのだ。
私が知っている例だと、そこでIDを作って登録してしまえば
その図書館から本を借りたりデータベースを使ったりすることも可能だった。
つまりこちらをメインに据えることもやろうと思えばできるという訳だ。
次に二つ目は、教室棟だ。
授業が行われる教室が入っている建物のことだ。
じっくり観察してみれば必ず分かるが、
大半の生徒は授業が終わったら教室棟からは出て行く。
その割には廊下にはイスやテーブルが複数設置されている。
場合によっては、空いている教室を自習する生徒向けに開放している大学もある。
これはとてつもないチャンスなのだ。
例えば私の母校のとある教室棟の2階には、なんとドアが閉められる個室があった。
テーブルにソファまでついているというオマケつきだ。
まるでカラオケボックスのような空間だが、
パソコンで作業をする生徒にとってはこの上なく快適な環境である。
そして最後に紹介するのがカフェである。
カフェが集中しやすい場所であるということは言うまでもない。
カフェで色々作業するのが好きな人も多いだろう。
私がここで言いたいのは、
カフェの強さを理解している大学なら大学構内にカフェを作るということだ。
それも中途半端な大学オリジナルカフェではなく、
例えばスターバックスやダンキンドーナツなどの外部のカフェを
「○○大学店」として校内に招集してしまう。
私の母校にもあったが、あれはすこぶる快適だった。
なんせ少し足を伸ばせば「大学の敷地」ではなく「カフェ」があるのだ。
気分を切り替えるという意味でも、その効果は絶大だった。
「大学構内や近隣にカフェがある」という基準で大学を選ぶのも十分アリである。
という訳で、自習する場所・環境には気を遣うべきだ。
私のおすすめは、馴染みの場所を複数作っておいた上でそれらでローテーションすることだ。
これならマンネリすることもなく、常にフレッシュな気持ちで集中できる。
…筆者、透佳(スミカ)
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