「7時間×1日」よりも、「1時間×7日」。

既に語り尽くされた話だが、勉強(とりわけ英単語などの記憶モノ)は単純な学習時間以上に出会う頻度がキモである。

一日本気で頑張ってもそれで燃え尽きてしまえば後には何も残らないが、一日ちょっと頑張ってそれを継続すれば記憶に残る可能性が高い。

「1日に起床時・就寝時を含む4回以上(一回あたりの量は5分〜10分で構わない)」「それを2週間毎日」が記憶モノの勝利の方程式である。

【追伸】
「そんなの理想論だ!」という人にはこう問いたい。

「ではあなたはこれまでの人生で一回でも、実際に何かを継続したことがあるのですか?」と。

それができないからそうやって騒ぐことになるのだ。

そう言いたくなる気持ちは指導者・学習者として痛いほど分かる。

これを解決するカギは一つしかない。

「学習」という行為に対する心理的ハードルを極限まで下げることである。

ご飯を食べたり、歯を磨いたり、お風呂に入ったり、トイレに入ったりするのは

「面倒くさい」という人はいても「じゃあ止めます」という人はいないだろう。

それはそれらの行為が極限まで習慣化されているからである。

それらと同水準まで、勉強という行為を自分の意識の中で持ち上げるだけである。

「なんかこれをやっておかないと気持ち悪い」というほどに。

 

…筆者、透佳(スミカ)

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