単元別の優先順位。

「英語が苦手なのは分かったけど、一体どの単元から手をつければいいのか分からない」という生徒がいたとしよう。

Y軸・X軸のデカルト座標を想像してもらって、Y軸は「理解しているかどうか」、X軸は「現時点で記憶しているかどうか」と設定してもらいたい。

優先順位は①理解していなくて覚えてもいない、②覚えているが理解していない、③理解しているが覚えていない、④理解もしていて覚えている。

【追伸】
①に近ければ近いほど他人(例えば講師)の力が必要であり、

自力で頑張っても徒労に終わることが多い。

④に近ければ近いほど自分の力だけで十分であり、

逆に講師や先生を挟むと話がややこしくなることがある上に時間の無駄である。

こうやって①〜④まで区分けをしてから勉強し始めるだけでも、

全く同じ勉強をするのでも全く効果が違う。

英語が苦手な子というのはえてして、教科書を中1の最初からひっくり返してしまう傾向がある。

日本史ができない子が、ことあるごとに縄文時代から学び直そうとするのと同じである。

それを防ぐために勉強するべき分野の優先順位を決めるのは有効である。

 

…筆者、透佳(スミカ)

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