既に語り尽くされていることですが、通勤時間・通学時間というものは基本的に無駄です。
移動時間中は何も作業ができない上に、体力が削られていきます。
冗談ではなく、行き帰りの通勤で一日の体力の半分以上が削られているサラリーマンは少なくありません。
これは学生でも全く同じことなのです。
「近いから」「家から歩いて行けるから」「寮があるから」
といった理由で学校を選ぶのは大いにアリです。
これは一回寮暮らしを経験してみれば分かります。
寮に入る経験をしたことがある人であれば全員首肯することですが、
通学時間がゼロになることの快適さは言葉では表せないものがあります。
朝はギリギリまで寝てギリギリまで身支度をすることができますし、
夜もギリギリまで滞在してギリギリまで夜更かしすることができます。
1日・2日の話ならともかく、これが何年間も続くとなると
通学する人は学生でいる間に累計して何百時間・何千時間ものの「使いづらい疲れる時間」、
寮暮らしや家から歩いて通える人は同じ時間の「使いやすくて疲れない時間」を獲得することになります。
この差は大きいです。
「でもあの人は通学する電車の中で毎日勉強しています!」
という人も、家の中であればもっと集中できるはずです。
「でもあの人は通学電車を図書室にして毎日読書しています!」
という人も、それこそ学校の図書室を自分の部屋のようにしてしまえばいい話です。
究極は仕事場とベッドが一緒の場所にあることです。
朝起きて、何歩か歩いたら即仕事ができるというのが理想です。
「それでは気分転換できない」
「仕事場と住所は分けたい」というのはできない人の発想です。
好きなことをやっているのに「転換」する必要はないのです。
どうせ学生のうちは、勉強を好きになる必要があります。
それであれば、「起きたら即勉強できて即集中できる」
という環境に身を置いてしまうのが最適です。
それを叶えるためのもっとも手っ取り早い方法が「近い学校に通う」ということです。
換言すれば、遠い学校に毎日何時間もかけて通うぐらいなら
寮がある学校の寮にさっさと入ってしまった方が良いということです。
例えば埼玉県にある早稲田大学本庄高等学院のように、日本でも寮がある学校はいくらでもあります。
「通学時間をできるだけゼロに近づける」
という基準で学校を選ぶのも、決して悪くありません。
…筆者、透佳(スミカ)
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