塾における英語という科目は、正直基礎部分(単語・文法)の指導ではあまり差がつかない。
だが4技能(読む・書く・聞く・話す)になると塾ごとに露骨に差がつき始める。
一通りカバーしている塾、徹底的に仕込む塾、はたまたびっくりするぐらい触れない塾。
【追伸】
だからというわけではないが、塾選びの際に
「4技能って言葉を聞いたんですけど、何か対策とかされてますか…」
とあたかも何も知らないフリをしてすっとぼけて尋ねてあげると、
その塾の本気度・言行一致度が見えてくる。
単語・文法で手を抜く塾など存在しないが、
4技能の指導はサボろうと思えばいくらでもサボれてしまうからだ。
「英文を読むためには単語と文法の徹底です」
「英文を書くためには、やはり単語と文法の勝負になりますよ」
「聞くためには、単語と文法を磐石にすることが欠かせません」
「話すためには学校で習うような基礎を全て固める必要があります」
こうやっていくらでも言えてしまう。
もちろん基礎は大切だ。
基礎あっての応用なのは間違いない。
だがこれだけは断言してもいいが、
本当に基礎「だけ」やるのでは不十分であり
4技能はそれはそれで訓練して身につける必要がある。
いくら素振りが大切だからといって、
では本当に素振りだけやっていてもヒットは打てないのと同じだ。
ある程度は実践練習・実践の中での改善作業が必要になる。
それが英語でいうところの4技能というわけだ。
そしてこれらは全て、意識的に狙って練習しなければ自然には伸びない。
全く伸びないわけではないが、
狙って伸ばした人と比べられるとどうしても負ける。
…筆者、透佳(スミカ)
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