名門高校の英語入試には、「これは単なる知識だけでは解けないよね」という問題が登場する。
知識があることは前提として、その上で高度な情報処理能力・ひらめきが試されるのだ。
情報処理能力とひらめきが試されるテストというのは、要はIQテストではないか。
【追伸】
以下はあくまでも私の仮説だ。
学習指導要領から逸脱できない公立入試では不可能なことだが、
私立の名門高校の英語入試の裏メニューはIQチェックである。
同音異義語しかり、
設定があまりにもあやふやな物語文しかり(厳密にいえば設定に関して直接の言及がない)、
単に英語という科目に詳しいだけでは対応できない問題が少なくないのだ。
それらの問題に対応するために必要なのが情報処理能力とひらめきだ。
教育関係者としてこれはタブーだが、これら2つは才能で全て決まる。
もちろん努力でもある程度カバーすることはできるが、生まれつき才能のある人には勝てない。
才能がなくても努力しまくれば100m11秒台で走ることは可能かもしれないが、
それ以上の10秒台〜9秒台を出すためには必ず才能が必要になるのと同じだ。
名門高校は慈善団体ではない。
生徒として合格させてしまった以上は、必ず一定度以上の大学合格実績を出させてあげる必要がある。
つまり、
「仮にも○○高校の生徒を名乗るならこれくらいのIQはあっておいてね」
という形で生徒を選抜しているのがあの類の入試問題ではなかろうか。
実際に問題を解いていて、私はそう思わずにはいられなかった。
【追伸の追伸】
これは裏技のようなんだけど、塾の合格実績を確実に上げる方法が一つ存在する。
それは最初から合格してくれそうな生徒を募集することである。
誰でもいいからとりあえず取って後から育てるのではなく、
最初から活躍しそう(少なくとも育ちそう)な選手を獲得する野球のドラフト会議と同じだ。
「え?合格するかどうかって入塾の段階で分かるですか?」
名門校なら分かる。
小6〜中1の段階で「この子に開成は何があっても無理だな」
「ひょっとしたら」なんて見ればすぐに分かる。
…筆者、透佳(スミカ)
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