塾講師になりたての頃はこういった要素に頼るのもある程度仕方ないが、これがいつまでも続いていると足枷になる。
塾に勉強第一目的かつ自分から通いたくて通っている子ほど授業中の下手なネタ・笑い・余談を嫌う傾向が強い。
「そういうパフォーマンスはいいから中身の授業を頼むよ」と、全て見透かされている。
【追伸】
本当に全て見透かされているからね。
当たり前だけど生徒というのは講師から見れば客観的かつ他人事だ。
それだけに講師の授業の質というものが非常によく分かるのだ。
生徒もバカじゃない…という言葉すら本来は大変失礼である。
ここで「たかが学生」と考えてはいけない。
率直に申し上げて、
「たかが学生」と学生をバカにしてかつ塾講師なんて職を選ぶような人と
難関中・高・大を真剣に目指していてかつ現実的に目指せる人とでは頭の出来が違う。
よりストレートに申し上げると、IQが違う。
もちろん後者の方が上だ。
バカは利口の考えなどあの世に行っても分からないが、
利口はバカの考えることなど嫌でも分かってしまうのだ。
バカがその場しのぎで笑いに逃げようとして肝心の授業準備がお粗末なことぐらい
見る生徒が見れば一発でお見通しである。
無論、
「あ、この生物はダメだな」
と思って退塾なり転塾なりされるわけである。
「勉強より優先したいことができた」
などといった適当な言い訳をつけて。
【追伸の追伸】
塾講師というのはダメな授業をした場合、
生徒から直に
「先生の授業、ダメですよ」
と教えてくれることはない。
ただ黙って退塾されるだけなのだ。
…筆者、透佳(スミカ)
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