塾講師とチョーク。

以下はあくまでも私の仮説だが、塾講師が使うチョークの色の総数とその塾講師の指導力は反比例する。

今何色を手に取っているのか分からなくなるほどカラフルな板書を書く塾講師は、決して説明が上手いのではない。

説明が下手なのを見た目の煌びやかさでお茶を濁そうとしているだけである。

【追伸】
「この人の説明は分かりやすいな」という人は色に頼らない。

あくまでも自分の知識と経験、理論に頼るのだ。

そこから逃げてお手軽に色チョークでごまかしてはいけない。

「ここは重要ですよ」とぶっとい赤線を引くのではなく、

「ここが大事なんだな」と生徒に自然に思わせるような板書であるべきだ。

そうでなければ説明を放棄していることになる。

私がこれまで直接見てきた「この人は一流だな」という塾講師は

授業中は白チョーク一本という人も少なくない。

ごく稀にやっと黄色を使うぐらいである。

それに比べて、「あらら…」という人に限って板書がやたらカラフルだ。

これではどれが本当に重要なのかがさっぱり分からない。

 

…筆者、透佳(スミカ)

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