① 社内で「実際に日常で誰かと会話する状況」を洗い出す。
② 洗い出した状況をもとに台本(スクリプト)を作る。
③ 作った台本orスクリプトを暗記(少なくとも見本に)した上で講師とロールプレイする。
④ ③を繰り返してブラッシュアップ(改善)する。
ビジネス英語と違って専門性が必要ない(=日常会話は誰でも常日頃やっていることだから)ため、テキストは自社で作れる。
というか、あまり大きな声では言えないが既存の英会話本の焼き直しでどうにでもなる。
【追伸】
英会話教室は既に飽和状態だからそんな物好きはあまりいないと思うが、
もしゼロから新しく英会話教室を立ち上げたい場合はまず日常英会話に着手するのがいい。
テキスト制作を自社の人間だけで行うことができるからだ。
要は「お客様として(=お金をもらう立場ではない立場で)」話す状況を洗い出せばいい話である。
レストラン、買い物、空港、タクシー、ホテル、etc。
お客様にとっては日常英会話だし、スタッフ側にとってはビジネス英会話になる。
ここから言えることとして、
B2B(法人同士)のビジネス英会話のテキストはその業界経験者を必ず巻き込む必要があるが
B2C(お客様とスタッフ)のビジネス英会話は日常英会話用で作ったものを転用することができる。
英会話教室の生徒からすれば、客として練習するのかスタッフとして練習するのかだけの違いであり
会話の内容それ自体は変わらないからだ。
よって、日常英会話→ビジネス(B2C)→ビジネス(B2B)の順番で展開していくのが王道だ。
【追伸の追伸】
ちょっとタイトルからは逸れるけど、
ビジネス英会話には大きく分けて2種類ある。
「業種・業界の英会話」と、「ビジネススキルとしての英会話」だ。
前者はアパレル・ホテル・レストラン・空港…等々、どの職業として英語を話すのかということだ。
後者はプレゼン・電話対応・手紙・質疑応答…等々、どの職業かに関わらず求められるスキルである。
私が知る限り、前者と後者は分けて練習した方がいい。
既に前者に熟練していて後者をやる場合やその逆は別だが、
両方を習熟する必要がまだある時点で一気に両方やるのは辛い。
…筆者、透佳(スミカ)
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