憧れでもいいから、志望校を持つのは早い方がいい。

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塾講師として、私は志望校を決めるのは早ければ早い方がいいと思っている。

もちろん一旦決めたものを後から変更する分には構わないのだが、一番の狙いは学習意欲・モチベーションのアップだ。

「ここにどうしても行きたくて、そのためにはこれをする必要がある」という憧れの実行力はやはり強い。

【追伸】
学習塾で勤務していて肌で感じるのは、

特にこれ!という夢や目標もなく

「なんとなく」で言われたままに勉強している子が少なくない

ということだ。

ダラダラとやっている、という訳ではないのだが

そこに意思・意図・理由が感じられないと言えば伝わるだろうか。

確かに「なんとなく」で勉強を続けられることも一つの才能ではある。

大好きではないというほどのことを

肩の力を抜いて淡々と継続できることはそれはそれで素晴らしい。

だが、

「ここに行く!」と決心した上でそのための具体的行動を積み重ねている人には勝てない。

デカルトの『困難を分割せよ』ではないが、

一定の目的を持って計画的・体系的に学習をしている人と

その場その場でのらりくらりと学習をしている人とでは

最終的な結果が異なってくるのは自明である。

ここで少しでも早く志望校を一つ決めておくと、

その後の全ての行動に理由・根拠を宿らせることができる。

「こうだからこうだ」

「こうしたいからこうだ」

という理由・根拠は学業成就には欠かせない。

ここだけの話、

「なんとしてでもここに絶対に行きたい!」

と早くから決めた人間は

いかなる方法を使ってでも泥臭く勉強できるから合格しやすい。

(かくいう私もその一人である)

 

…筆者、透佳(スミカ)

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