塾業界において、塾は生徒に「講習ぐらい普段よりもレベルの高い授業を受けてみようかな」とより上位レベルの塾に浮気されることがままある。
だが不思議なことに逆(上位→下位)は滅多にない。
落ちこぼれるような生徒は最初から取らないという上位塾の方針もあるのかもしれないが。
【追伸】
恐らくだけどプライドが許さないんだろうね。
子のプライドか親のプライド、ないしその両方である。
一時的にでも「上がる」のはプライドが保持される(ないし箔が付く)。
だが一時的だとしても「下がる」のはプライドが傷つけられる。
そういう外面を捨てて最高の結果・
その場その場での最善の方法のみを泥臭く求める生徒はあまりそういうのをいとわないんだけど
そういう子はごく少数だから普通は嫌がる。
「下がったら負け」だと思っているのだ。
そういえば、これに関連するかもしれないけど
クラス昇級を喜ぶ子はいてもその逆を喜ぶ子は一切いなかったな。
事実は事実として受け止めてもらって
しかもなんなら「最適なクラスに入れた!」とポジティブに捉えてもらった方が
その後の学習・指導もやりやすいところなんだけど、
実際にはそんなことはほぼ起こらない。
…筆者、透佳(スミカ)
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