学生を見ていると、たまに教科書や参考書・文法ワークに載っている文法解説部分をそっくりそのまま写経の如くノートに写している人がいる。
自分が知らなかった・苦手なものをピンポイントでメモしておくならともかく、「まるごと」というのはおすすめしない。
全部写すとなると一大作業になって疲れてしまうからそれだけで1日〜2日分の勉強が終わる。
【追伸】
頑張っているんだけどいまいちできない子の特徴として、
やたら自分オリジナルの教科書を作ろうとする。
「教科書は分かりづらいから、自己流に噛み砕いてやる!」と。
塾講師、また教材編集経験者として言わせてもらうと
それは完全にプロの所業である。
知識と時間があり、かつその1科目さえやっていればいいプロと違い
学生は同時進行で複数科目をやらなければならないことが大半だ。
率直に申し上げて、やはりプロの品質には敵わない。
1科目のみに下手に全情熱を注いでそこで力尽きてしまうよりも、
既製品をこよなく愛してかかる時間を減らした上で
さっさと問題集に取り掛かって実際にできるようになった方が賢明だ。
…筆者、透佳(スミカ)
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