最近、改めてプロフィールを拝見したところ
『本ブログ筆者、スミカ(Rick)を
日本人で一番英語が出来ないヤツにする』
という一文が追加されていたことに気づきました。
聴いていて惚れ惚れしそうな目標ですね笑。
どうして、この様な目標を設定するに至ったのでしょうか。
またそもそも、これは
本当に達成可能なのかについてもお伺いしたいです。(アメリカ在住・学生・Aさん・女性・21歳)
おかげ様で先日、
ようやく大学卒業後の就職先が決まったのですが
その決め手となったのがこの言葉でした。
一次面接で代表取締役の方と
一対一で話をすることになったのですが、
その方の魂を揺さぶることが出来たようです笑。
さて、この言葉についてですが
このブログを始めとして
私が長らく心の奥底で考えていたことの内の一つを
ようやく成文化出来たものです。
「英語が絶対に必要ない層は除いて、
日本人全員が英語を扱えるようになるべきだ」
という考え自体は、前々から持っていました。
これは過去にも書きましたが、
国際的に見て日本語は立場がとても弱いです。
「弱い」というのは、
世界中の人類の内で使っている人の絶対数が少ないため
コミュニケーションの手段として汎用性が低いということです。
もっといえば、日本語の場合は
母国語としているのは
世界中でただ日本のみ・たった一億人ですから
ひとたび海外に出れば日本語が使えません。
これはかなり異常事態であると思わねばなりません。
「英語なんて使えなくても、
日本から一生出なければいい話じゃないか」
という論理は、これから通用しなくなります。
もう既に起こり始めていますが、
グローバル・インバウンドといって
日本国内が徐々にグローバル化していきます。
人口減少は一定値まで止まりませんし、
かつてのアメリカよろしく
機会を求めてより多くの外国人が集いますし
日本の方からも集める必要があります。
極論を言えば、
ここで仮に訪れる外国人を全てシャットアウトすると
日本の生活水準は江戸時代以下に逆戻りします。
現在の日本を維持・成長させるとなると、
どうしても海外とのやりとりを維持・拡大する必要があります。
現実はそれとして受け止めるとして、
どうせならこの機会を活かすべきです。
せっかく日本を見出した訪問者と、
一緒にコミュニケーションをとってみる。
一緒にビジネスを起こしてみる。
一緒にさらに大きなことを考えてみる。
諸外国が日本を利用するように、
日本も諸外国をうまく利用するのです。
英語はその手段・不可欠な道具となります。
相手方が日本語が話せないのを悪いと思わず
こちらの方から英語を話すべきだと考えてしまうのを
『無意識の奴隷根性』と言ってしまえばそれまでですが、
現状の立場がそうなのですから仕方がありません。
そしてもう一つ、
本来学校教育で
外国語なんて勉強しなければならないのがムダです。
例えばアメリカのように
母国語の国際的な立場が強い国なら、
わざわざ外国語を勉強する必要はありません。
ではその分の時間はというと、
各専門知識・技術・発明といった
「中身」の方に注力出来るのです。
より下世話な話をすると、
日本人が外国語でヒイヒイ言っている間に
アメリカ人は母国語でプログラミングを学んでいます。
これが現実です。
本当に大切なのは中身であり、
英語とは一つの媒体に過ぎません。
だからこそ、
英語程度で苦労している場合ではありません。
そして、現実問題として
日本の学校教育にそれを期待するのは酷でしょう。
いくら小学校の英語を必修化しても、
現在の教員の9割以上には英語を教える免許がありません。
学校教育に過度の期待をせず、
個人で英語を勉強するのが賢明です。
その目標・基準として、
私自身の英語レベルを最低水準としました。
告白しておきますが、
私レベルの英語を扱えるようになるのに
才能は一切必要ありません。
私に英語の才能は一切ないからです。
英語の才能がある人間は、
中一の前期中間テストの英語で39点をとりません。
英語の才能がある人間は、
アメリカ留学1年目で
「座って」と言おうとして’Shit!’と言いません。
英語の才能がある人間は、
アメリカ留学3年目でアメリカ人と一対一で話すのに
目の前でGoogle音声認識・翻訳を使われません。
そして何よりも、
英語の才能がある人間にこんなブログは書けません。
才能のない人の苦しみが分からないからです。
とあるメジャーリーガーの言葉に
『私は天才ではありません。
なぜ打てるかを説明できるからです』
というのがありますが、まさにそれです。
私レベルの英語力までもっていくのに
必要な過程は全て説明できます。
しかも、その学習過程で
- 国語力
- コミュニケーション能力
- クリティカルシンキング
ほんの一端に過ぎないのですが、
例えばこれらの「今の日本人に著しく欠けている力」を
英語と一緒に伸ばすことが出来ます。
私レベルの英語力でも
なんとか今日までやってこれているのは、
むしろこれらの「英語以外の要素」が大きいです。
それらの要素は全て、
英語を学ぶ過程で身につけることが出来ます。
そして、現在の私レベルの英語があれば
英語を使って仕事をするのにはほぼ苦労しないでしょう。
相手の伝えたいことは大体理解出来ますし、
アウトプットについては
日本語で考えた内容をそのまま自然な英語にできます。
英語で苦労する段階なんかとっととクリアして、
日本人にはより上の世界に進んでほしいと願っています。
そして、必ず到達可能です。
私自身が英語を手に入れて見えるようになった景色を
全ての日本人の当たり前にするのが私の夢であり、
一社会人としてのミッションでもあります。
回答、スミカ(Rick)
【追伸】
直接英語を教えるのはもちろんですが、
将来的には本でも書けるようにならないと
全ての日本人にアプローチするのは厳しいですね笑。
まずは業界で名を轟かせます。
コメント