巷の英語教材や英語学習本で
よく見られる表現なのが、
「ネイティブ感覚」という言葉だ。
- ネイティブ感覚で喋れるようになりましょう!
- ネイティブはこうやって英語を勉強している!
- ネイティブはそんな英語は使わない!
もちろん、
チャンク読みや論理的思考能力・文化や常識など
ネイティブが「半ば無意識で」
勉強してきていることを参考にするのは大切だ。
だが、当たり前のことだが
私たちはネイティブではない。
生まれた環境から文化・考え方・何まで全て違う
ノンネイティブである私たちでも
今からネイティブ感覚を一から勉強すれば
ネイティブ感覚が身につくという考えは、
いくらなんでもネイティブを舐めすぎである。
そしてもう一つ。
いくら絶世の美女が
自ら使っている美容グッズをあなたに薦めようとも、
あなたは現時点で絶世の美女ではないし
それを使う=絶世の美女になれるわけでもない。
いくら人気モデルが
自ら実践しているダイエット法を知ろうとも、
あなたは現時点でその人気モデルではないし
それをする=モデル体型になれるわけでもない。
どちらが上という話ではなく、
根本的に土俵が違うのだ。
筆者、スミカ(Rick)
【追伸】
ネイティブ「感覚」というのは
ネイティブ「風」と同じだからね。
お手軽に猿真似は出来るだろうけど、同化は無理。
だったら最初から土俵をずらした方がいい。
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