「我々はテスト対策・地元の学校や入試のテスト分析は万全ですよ」と謳う塾は多い。
だが、ただでさえ通常授業で忙殺されている講師にとってはテスト対策の授業・テストの傾向分析など相当暇がないとできない。
換言すれば、テスト対策や分析をしっかりしている塾は現場にゆとりがあるからちゃんと見てもらえる可能性が高い。
【追伸】
言うは易く、行うは難し。
「テスト対策してます」
「分析してます」
と言うだけなら1秒でできる。
ただ、それを実際にやるとなるととてつもない時間と労力が必要だ。
一定以上の学力と論理的思考能力・集中力・体力も全て欠かせない。
大手塾が「教務課」「教材開発担当」という名前をつけているように、
本来はそれ専門の部署を設置して専任させるのが理想だ。
現役の塾講師として言わせてもらうと、
日頃の授業管理や準備・教室運営に加えて
しかもテスト対策や分析まで全て一人でやれというのは身体一つでは足りない。
足りるとしても、業務時間内で終わらせるのはほぼ不可能だ。
当たり前といえば当たり前の話をするが、
業務に忙殺され、毎日何時間働いているか分からない…という講師の授業の質は低い。
体力的にも精神的にも追い込まれているのだからそれはそうだろう。
それに付き合わされる生徒はたまったものではないが。
…筆者、透佳(スミカ)
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